ジャンル 芸術の世界
早稲田校
もう一つの仏像鑑賞法 関東の仏像 身近な仏像の意外な事実
村松 哲文(駒澤大学長・教授)

曜日 | 土曜日 |
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時間 | 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。 |
日程 |
全3回
・10月26日 ~
11月16日 (日程詳細) 10/26, 11/09, 11/16 |
コード | 130422 |
定員 | 41名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・身近な寺院(関東)の仏像鑑賞法を身につける。
・関東の仏像の特徴を見分ける。
・制作された時代背景と仏像鑑賞の理解を深める。
講義概要
関東には、奈良や京都に引けを取らない仏像が数多くあります。意外と知られていない関東の仏像、その鑑賞法について解説します。
鎌倉時代、宋から最先端の仏像が伝わります。これをどのように摂取していったのか、いくつかの仏像を取り上げて検討します。また江戸時代になると、明の仏像が伝わってきます。江戸時代は、慶派仏師が幕府に重用されていましたが、実際には明様式の仏像が多く制作されていました。江戸時代の造仏の実態は、どのようなものだったのでしょうか。こうした関東の寺院における造仏の背景について、作例をもとに考察していきます。
そして関東の古代仏。地方であった関東になぜ仏像があるのか、その謎に迫ります。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 10/26 | 鎌倉の最先端の仏像 | 鎌倉時代に伝来した新しい表現法(土紋・法衣垂下など)について解説し、さらに鎌倉大仏の謎に迫ります。 |
2 | 11/09 | 江戸の黄檗様の仏像 | 江戸時代に伝来した黄檗様の仏像について解説し、その背景にある謎を解いていきます。 |
3 | 11/16 | 関東の古代仏の謎 | 日本の中心が奈良にあった時代、関東に優れた仏像があった理由について考察します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆講義資料を毎回配付して、映像を鑑賞しながら授業を進めます。
◆休講が発生した場合の補講日は11月30日を予定しています。
講師紹介
- 村松 哲文
- 駒澤大学長・教授
- 1967年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学會津八一記念博物館を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。著書『アイドルと旅する仏像の世界』(NHK出版)、『関東 会いに行きたい仏さま』(NHK出版)『駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門』(集英社新書)、『体感する仏像』(NHK出版)、『超図解 仏像大事典』(朝日新聞出版)など。