ジャンル 文学の心
中野校
19世紀イギリス文学を愉しむ オースティン、ブロンテ、ディケンズの世界
皆本 智美(早稲田大学教授)

曜日 | 月曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全6回
・10月07日 ~
11月25日 (日程詳細) 10/07, 10/21, 10/28, 11/11, 11/18, 11/25 |
コード | 330126 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・19世紀イギリス文学の概要をつかむ
・19世紀イギリスの状況について理解を深める
講義概要
19世紀になってイギリスは文学史上初めて「小説の時代」を迎えました。この時代のイギリスには多くの「名作」や「偉大な小説」が生まれ、「小説の黄金時代」とも言われます。ディケンズ、オースティン、ブロンテなどの作家名を聞いたことがあるかもしれません。他国に先駆けて産業革命が起こったイギリスでは、他国に抜きんでて多くの女性作家が活躍しました。19世紀英国小説には、資本主義の光と闇、女性の社会進出など、現代にもつながる問題が描かれています。講義ではそのような問題にも目配りしながら、作品の抜粋を読みつつ、小説の世界を味わいます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 10/07 | 19世紀イギリス社会と文学の概要 | イギリスの地理・社会状況や当時の文学の概要を説明し、文学史上の時代区分について解説します。 |
2 | 10/21 | ロマン主義時代の小説 | 19世紀最初の30年間について解説します。主にゴシック小説(メアリ・シェリーの小説『フランケンシュタイン』など)等について説明する予定です。 |
3 | 10/28 | ロマン主義からヴィクトリア朝へ | ジェイン・オースティンの小説等を取り上げる予定です。 主に19世紀前半から半ば頃の小説を扱います。 |
4 | 11/11 | ヴィクトリア朝の小説(1) | チャールズ・ディケンズ、ブロンテ姉妹、エリザベス・ギャスケル、ジョージ・エリオット等の小説を取り上げる予定です。 主に19世紀半ば頃の小説を扱います。 |
5 | 11/18 | ヴィクトリア朝の小説(2) | チャールズ・ディケンズ、ブロンテ姉妹、エリザベス・ギャスケル、ジョージ・エリオット等の小説を取り上げる予定です。 主に19世紀半ば頃の小説を扱います。 |
6 | 11/25 | ヴィクトリア朝の小説(3) | トマス・ハーディ等の小説を取り上げる予定です。 主に19世紀後半の小説を扱います。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は12月2日を予定しています。
講師紹介
- 皆本 智美
- 早稲田大学教授
- 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。2019年オックスフォード大学St. Anne’s College, Plumer Fellow. 専門は19世紀英文学。特にブロンテ姉妹やジェイン・オースティンなど。主な共著・共訳書に『ブロンテ姉妹』(集英社文庫)、『ジェイン・オースティン 家族の記録』(彩流社)などがある。