ジャンル 芸術の世界
早稲田校
フェノロサと岡倉天心―日本美術の再認識
新関 伸也(東海大学教授)
曜日 | 土曜日 |
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時間 | 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。 |
日程 |
全3回
・10月05日 ~
11月09日 (日程詳細) 10/05, 10/12, 11/09 |
コード | 130420 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・明治期の日本美術史を知る。
・仏教美術の保護や日本画家を育成したアーネスト・フェノロサや岡倉天心の果たした役割を知る。
・米国ボストン美術館の日本美術コレクションの来歴を知る。
講義概要
西洋近代化を目指した明治期において、我が国の伝統美術や仏教美術の再評価と保存、普及に尽力したアーネスト・フェノロサおよび岡倉天心の生涯や業績を通して、「日本の美術」とは何かを講ずる。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 10/05 | アーネスト・フェノロサと岡倉天心の生涯 | 【1.アーネスト・フェノロサの生涯】 お雇い外国人・アーネスト・フェノロサの来歴や人物像、業績の概略を日本での美術再興や仏教への帰依を中心に講ずる。 【2.岡倉天心の生涯】 美術思想家・岡倉天心の来歴や人物像、業績をフェノロサとの交流を交えつつ、著書紹介を中心に講ずる。 |
2 | 10/12 | 日本美術の再興と保護 | 【1.日本美術の再興と保護】 明治初期の欧化政策の中で、旧来の伝統絵画や彫刻が瀕死の状態にあった当時、これらの再興と保護に尽力したフェノロサおよび天心の業績を講ずる。 【2.奈良と仏教美術】 フェノロサおよび岡倉天心らの奈良における仏教美術とのかかわりや「美術真説」および天心の「日本美術史」の内容を中心に講ずる。 |
3 | 11/09 | 東京美術学校設立とボストン美術館 | 【1.東京美術学校と日本美術院】 東京美術学校の設立にかかわる教育方針や教授陣、また作家たちの作品を示しながら、日本美術院設立や五浦に至る経緯を天心を中心に講ずる。 【2.ボストン美術館と日本】 日本の絵画や彫刻など多数の美術品をコレクションしているボストン美術館について、作品を交えながら、フェノロサや天心の果たした役割について講ずる。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は11月9日(土)を予定しています。
◆参考図書『日本美術101 鑑賞ガイドブック』(978-4883032280・三元社)をお読みいただくとより理解が深まります。
備考
10月19日(土)は休講になりました。補講は11月9日(土)に実施いたします。
講師紹介
- 新関 伸也
- 東海大学教授
- 滋賀大学教授を経て、現職。大学美術教育学会理事長。図画工作・美術科教育が専門だが、長年「美術鑑賞学習」の研究をすすめている。著書に『日本美術101 鑑賞ガイドブック』などがある。また、フェノロサ学会幹事として事務局長を務め、「滋賀県文化功労賞(学術団体)」受賞に貢献した。