ジャンル 文学の心
中野校
徒然草を読む
中野 貴文(学習院大学教授)

曜日 | 水曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全5回
・09月25日 ~
11月27日 (日程詳細) 09/25, 10/09, 10/23, 11/13, 11/27 |
コード | 330112 |
定員 | 36名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・徒然草を丁寧に読み込み、その魅力を味わいます。
・徒然草の世界をよりよく理解するために、鎌倉時代の歴史、当時の宮廷文化、兼好が読んだであろう古典文学や仏教などについても学びます。
講義概要
鎌倉末期、兼好法師によって書かれた「徒然草」は、中学校や高等学校の教科書に掲載されることも多い、おそらく最も有名な古典作品といってよいでしょう。しかし、知名度の高さの割に全体を読み通した経験をお持ちの方は、少ないのではないでしょうか。「徒然草」には宮中にまつわる有職故実を書き記した段、法師や貴族たちの滑稽な失敗譚、そして恋愛や人生への哲学的考察に至るまで、魅力的で多様な文章にあふれています。本講座では「徒然草」を丁寧に読み、この稀有な作品の特質を理解することを目指します。今学期は184段から読み進める予定ですが、これまでの章段も適宜振り返りながら読むつもりですので、今学期からのご受講も大歓迎です。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 09/25 | 第184段「相模野守時頼の母は」 | |
2 | 10/09 | 第190段「妻といふものこそ」 | |
3 | 10/23 | 第194段「達人の、人を見る眼は」 | |
4 | 11/13 | 第202段「十月を神無月と言う」 | |
5 | 11/27 | 第208段「経文などの紐を結ふに」 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆すでにお手持ちの「徒然草」テキストがございましたら、そちらをご持参ください。その場合は指定テキストを新たに購入する必要はございません。
テキスト
テキスト
『新版 徒然草 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)(ISBN:978-4044001186)※上記以外でもお手持ちの『徒然草』があれば、それをお持ちください。
講師紹介
- 中野 貴文
- 学習院大学教授
- 山口県生まれ。博士(文学)。専門分野は、日本中世文学、とくに徒然草。主な著書に『徒然草の誕生―中世文学表現史序説』(岩波書店)、『女学生とジェンダー ―女性教養誌『むらさき』を鏡として』(笠間書院)などがある。