ジャンル 芸術の世界
中野校
ぜいたくは敵か? 14〜16世紀イタリアの奢侈禁止令
伊藤 亜紀(国際基督教大学教授)
曜日 | 水曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全4回
・02月05日 ~
02月26日 (日程詳細) 02/05, 02/12, 02/19, 02/26 |
コード | 340407 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・14-16世紀イタリアの美術作品や文学作品、各種史料から、服飾品の種類、イベントの実態を探る。
講義概要
我々はなぜ、誰のために着飾るのか? どうしてわざわざ盛大なイベントやパーティーを催して、多くの客を招き、食べきれないほどの珍味を並べるのだろうか? そして贅沢をしてしまったとき、大なり小なり罪悪感をおぼえるのはなぜなのか?イタリアの各都市では中世末期から近代に至るまで、何百もの奢侈禁止令が出されている。法で市民の贅沢を抑え込もうとする為政者たちの真の目的、そしてその法をかいくぐろうとする人びととの絶えざる攻防を、美術作品や文学作品、説教等の各種史料から読み解く。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 02/05 | 「奢侈禁止令」とは何か―フィレンツェとボローニャの事例 | |
2 | 02/12 | 頭のてっぺんから ― 服と帽子 | |
3 | 02/19 | 足の先まで―靴とジュエリー | |
4 | 02/26 | 飲めや歌え ―冠婚葬祭の食卓 |
講師紹介
- 伊藤 亜紀
- 国際基督教大学教授
- お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。専門はイタリア服飾史、色彩象徴論。著書に『青を着る人びと』(東信堂)、『色彩の回廊 』(ありな書房)、訳書にマリア・ジュゼッピーナ・ムッツァレッリ『イタリア・モード小史 』(知泉書館)、シシル『色彩の紋章』(悠書館)などがある。