ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

中東の地政学―紛争が続く中東、今後の展望は?

  • 冬講座

野村 明史(拓殖大学准教授)

曜日 月曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・01月20日 ~ 03月03日
(日程詳細)
01/20, 01/27, 02/03, 02/10, 02/17, 03/03
コード 140782
定員 40名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・中東地域の現状を把握し、日本との今後の関係を考える。
・現在まで持っていた中東理解が正しかったかどうか見直す。

講義概要

紛争が続く中東では、米国、中国、ロシアなどの大国が激しい駆け引きを繰り広げています。本講座では、パレスチナ問題やシリア内戦、イランの核開発など、中東での様々な問題を取り上げ、国際政治の複雑な舞台裏を学びます。また、湾岸諸国が直面する多くの課題と、それを克服するための多様な取り組みについても学んでいきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/20 ガザの紛争、何が問題か? イスラエルとハマスの激しい衝突で、パレスチナの現状は一層不安定化しています。この衝突の背景、国際社会の反応、そして現在パレスチナで何が起きているのかを解説します。
2 01/27 三宗教発祥の地 中東は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という世界三大宗教の発祥の地であり、それぞれの宗教は今日に至るまでの中東情勢に深い影響を与えてきました。これらの宗教がどのように誕生し、その教義や信仰が中東の政治、社会、文化にどのような影響を与えているのかを解説します。
3 02/03 イランの野望 イランは、長年にわたり独自の影響力を確立してきました。イランが中東で抱く野望を解説し、その動向が周辺国や国際社会にどのような影響を与えているのかを学びます。
4 02/10 サウジとUAE、湾岸諸国は何を目指すのか? 中東では依然として紛争が続く一方、湾岸諸国はその動乱の中でも着実に経済改革を進めています。湾岸諸国が描く中東の新しい未来像を解説し、彼らが目指す安定と繁栄のビジョンを解説します。
5 02/17 米中露と中東 中東における国際政治の勢力図が大きく変わりつつある今、中国はサウジアラビアとイランの国交正常化を仲介し、その影響力を見せつけました。中国が中東でどのように存在感を高めているのか、そしてそれによって、中東にどのような変化をもたらしているのかを解説します。さらに、中東における米国、ロシア、中国のせめぎ合いを整理し、各国の思惑についても学びます。
6 03/03 中東の行方 これまでの授業内容を総括しながら、今後の中東情勢を考察します。激動する中東において各国が抱える課題とその影響を整理し、日本が果たすべき役割や中東との関わりについても考えていきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆世界情勢の変化によって、講座内容が変更になることがあります。
◆休講が発生した場合の補講日は3月10日(月)を予定しています。

講師紹介

野村 明史
拓殖大学准教授
現地主義に基づいた中東・イスラームの現状を伝えることを目標に、中東情勢の現状分析を行っている。拓殖大学海外事情研究所助手、助教を経て、准教授就任。
その間、デジタルハリウッド大学客員准教授、日本サウジアラビア協会アラビア語講師などを務める。外務省主催の会議などに参加してイスラーム過激派対策やイスラーム教育にも取り組んでいる。サウジアラビア国立サウード国王大学教育学部イスラーム学科卒業。
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