ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

人工知能と社会

  • 冬講座

室山 哲也(日本科学技術ジャーナリスト会議会長、元NHK解説主幹)

曜日 土曜日
時間 13:10~18:10 ※途中休憩をはさみます。
日程 全1回 ・02月08日 ~ 02月08日
(日程詳細)
02/08
コード 140783
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

講義概要

ChatGPTをはじめ、AIの急激な進化が社会を大きく揺さぶっています。AIはロボットと連動し、私達の生活の隅々にさらに入り込んでくると思われます。今後、私たちは、ロボットやAIといった未来型テクノロジーに、どう向き合っていけばいいのでしょうか?人間の脳と心、そして体の仕組みを理解し、その延長上にあるといわれる人工知能やロボットとの関係を、整理しなおしていきます。私たちはこれから、AIやロボットに対してどのように向き合い、「人間らしく」生きていけばいいのでしょうか?最新の科学的研究の情報を織り交ぜながら、人工知能時代の生き方とはなにかについて考えたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/08 人工知能時代をどう生きるか? (1)脳と心の神秘な世界 AI時代に突入した今、「人間とは何か」という問いが重要です。人間は「生き物」、AIは「死に物」。生物としての人間の脳の仕組みを知れば、AIに向き合い、最強のコンビとなっていくことができます。脳の五感(見る、聞く、触る、味わう、嗅ぐ)や、創造力や直観力、無意識のメカニズムなど、人間の脳の仕組みはどうなっているのでしょうか?「脳と心の不思議な世界」を、最新科学の成果と実例を織り交ぜながらお話ししていきます。 (2)人工知能 天使か悪魔か チャットGPTに見られるように、AIの急激な進化が社会を大きく揺さぶっています。AIによって、私たちの暮らしはますます便利になる一方、既存の雇用を奪うなど、負の側面も明らかになってきました。AIは今後、どこまで進化していくのでしょうか?私たちはAIにどのように向き合っていけばいいのでしょうか?AI研究の最前線の動きをお伝えしつつ、人間の脳とAIの違いなどの視点も交えながら、人工知能時代の生き方の処方箋について、お話しします。 (3)ロボットと人間の不思議な関係 人間は、道具を作ることでテクノロジー文明をつくり上げてきました。ロボットはその最先端の創造物です。そして今、ヒューマノイド、アンドロイドなど「人間に酷似した」ロボットまで出現し、私たちの生活の場に入ってこようとしています。一方で、誤作動やテロによる危機管理の問題や、雇用を奪う問題など、様々な課題も指摘されています。私たちは今後、どのようにロボットに向き合っていけばいいのでしょうか?人体とロボットが融合する「サイボーグ技術」などの最新映像も交え、現状と課題をわかりやすくお話しします。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。
◆本講座は、2024年度夏講座の同名講座の内容をもとに、その後の知見を加えてお話しします。

講師紹介

室山 哲也
日本科学技術ジャーナリスト会議会長、元NHK解説主幹
1976年NHK入局。「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」のCP、解説主幹を経て、2018年定年。科学技術、生命・脳科学、環境、宇宙工学などを中心に論説。モンテカルロ国際映像祭金獅子賞・放送文化基金賞ほか多数受賞。日本科学技術ジャーナリスト会議会長。元大正大学客員教授、元東京都市大学特別教授。

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