ジャンル 人間の探求

早稲田校

中高年期の健康と幸福を支える身体心理学 30代からの坂道をゆっくりと下る

  • 冬講座

山口 創(桜美林大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・01月15日 ~ 02月12日
(日程詳細)
01/15, 01/22, 01/29, 02/05, 02/12
コード 140589
定員 26名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・中高年期の身体と心を理解する。
・心身の健康を維持するための考え方や身体技法について身につける。
・中高年期の生きがいと幸福感を理解する。

講義概要

本講座では中高年期において身体的な健康を増進し、心理的にも豊かで充実した生き方をしていくためにはどのようにしたら良いか、様々な最新の研究の知見を紹介します。単に机上の学問の紹介にならないように、実際に体を動かしたりボディワークの実践を通して身につけることを目指します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/15 中高年期の健康、幸福、ウェルビーイングについて学びます 若い頃と異なり、中高年期は独特の幸福感や充実感、ウェルビーイングを追求する必要があります。体の健康を維持・増進する方法も、若い頃とは異なっています。人生で最も長い中高年期を、より充実して健康に過ごすためには、どのような考え方を身につけて、どのようなことをすれば良いのでしょうか。思想や哲学、心理学、生理学など様々な研究からわかった最新の知見を紹介します。
2 01/22 身体と心の関係を理解する ― 中高年期にとって大切な心と身体の特徴とつながりを学ぼう 一般的に中高年期は心も体も機能が衰えていくと考えられがちですが、必ずしもそのようなことはありません。身体を通して心を深めていくメソッドを手に入れることで、健康な心身を手に入れ、かつ人生の後半を幸福で充実させることができるのです。
3 01/29 呼吸と姿勢で心身を活性化しよう ― 呼吸、姿勢と心の関係について概説します。健康になるための呼吸の仕方、姿勢の作り方について学びます 中高年期は意識しないと姿勢が悪くなり呼吸が浅くなってきます。呼吸と心はつながっているので。呼吸が浅くなっていると心も狭くなり焦燥感が高まったり抑うつ的になったりします。そこでゆっくりとした深い呼吸をすると心はゆったりと落ち着いて前向きになります。そして体もリラックスして活性酸素を減らして免疫力を強めてくれます。同じように姿勢を整えることは心身を安定化して活性化さえる作用があります。講座では理論的な説明のみならず、実践を通して心身を活性化する姿勢と呼吸の仕方を学びましょう。
4 02/05 中高年期の人間関係は量より質ーオキシトシンの分泌を促して人間関係を目指そう 中高年世代が幸福に生きるためには、親しい人との交流が大切です。親しい人との交流は、幸福ホルモン「オキシトシン」の分泌を促し、幸福感を高めるだけではなく、様々な病気のリスクを減らし、健康寿命まで長くしてくれます。 講座では、中高年期に必要な人間関係の特徴について紹介し、どのような人間関係を築くことが健康にとって大切なのか学びます。
5 02/12 ボディワークで心身を整えるー身体と心の健康をじっくり育む ボディワークは一般的な運動とは異なり、ゆっくりした動きと呼吸を特徴とする、誰でも簡単に行える身体技法です。講座ではボディワークの考え方を紹介し、実際にいくつかのボディワークをやってみます。自分の身体の使い方や感じ方を通して健康を手に入れると同時に、心のあり方についても見直し、人生を見つめ直してみましょう

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は2月19日(水)を予定しています。
◆第5回目のボディワーク実践は、椅子に座った状態やその場で立ち上がって行う簡単なワークになります。服装など特別な準備は必要ありません。

講師紹介

山口 創
桜美林大学教授
1996年 早稲田大学人間総合研究センター助手、1999年 聖徳大学人文学部講師、2008年 桜美林大学リベラルアーツ学群准教授を経て、現在は桜美林大学リベラルアーツ学群教授。著書に『子供の「脳」は肌にある』(光文社新書)、『手の治癒力』(草思社)、『幸福感の法則―4つの幸せホルモンの増やし方』(さくら舎)など多数。
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