ジャンル 芸術の世界

早稲田校

もう一つの仏像鑑賞法 国宝仏の魅力 地方の国宝仏を堪能する

  • 冬講座

村松 哲文(駒澤大学長・教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全2回 ・02月08日 ~ 02月15日
(日程詳細)
02/08, 02/15
コード 140412
定員 50名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・日本には、国宝仏が140件(2024年)あります。それは奈良や京都だけではなく、東北から九州まで存在します。本講座では、あまり目立たない地方の国宝仏に焦点を定めて、都の国宝仏との違いや見所などを考察します。

講義概要

国宝は、重要文化財に指定された作品の中から、さらに選抜されたものです。仏像の場合、重要文化財に占める国宝の割合は約5%、国宝仏は、厳選された仏像ということになります。その分布をみると、圧倒的に奈良や京都などに集中しますが、実は日本全国に国宝の仏像は存在します。講義では、東北から九州までの国宝の仏像をとりあげて、その歴史的・美術史的な価値を確認し、それぞれの国宝仏の魅力に迫りたいと思います。また、都の仏像と地方の仏像の特徴について比較し、その違いについて受講生の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/08 東北の国宝仏 中尊寺金色堂(岩手県)の仏像群と勝常寺の薬師如来像(福島県)について考えます。東北と都の仏像の相違点について比較検討してみたいと思います。
2 02/15 近畿・九州の国宝仏 道成寺の仏像群(和歌山県)と臼杵磨崖仏(大分県)の国宝としての魅力を検証し、それぞれの特徴を明確にして、国宝仏鑑賞の醍醐味を共有したいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆毎回、講義資料を配付します。

講師紹介

村松 哲文
駒澤大学長・教授
1967年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学會津八一記念博物館を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。著書『アイドルと旅する仏像の世界』(NHK出版)、『関東 会いに行きたい仏さま』(NHK出版)『駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門』(集英社新書)、『体感する仏像』(NHK出版)、『超図解 仏像大事典』(朝日新聞出版)など。
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