ジャンル 芸術の世界

早稲田校

歌舞伎から見る日本文化

  • 冬講座

鈴木 英一(早稲田大学演劇博物館招聘研究員、常磐津節演奏家)

曜日 土曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・01月18日 ~ 03月08日
(日程詳細)
01/18, 02/01, 02/15, 03/01, 03/08
コード 140404
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 15,868
ビジター価格 受講料 ¥ 18,095

目標

・歌舞伎を楽しく観るために、「傾き」という発想を知る。
・歌舞伎の本質を知るために、その背景にある日本文化や民俗を知る。
・「藝」の巧拙を語るため、名優の至芸を映像で鑑賞する。
・歌舞伎「通」に近づくため、音曲を一節体験する。

講義概要

舞台からよみとれる歌舞伎の美学にアプローチします。名作が作られた背景にある日本文化を追究し、歌舞伎を見る感性を涵養しましょう。演技・演出・型にこめられた意図を探り、日本人が伝承してきた美感と発想を浮き彫りにします。本講座後半に実施予定の実演では、有名な歌舞伎音楽の一節を口ずさんでみることにします。
〈岸澤式松プロフィール(実演者)〉
常磐津節三味線方。福岡県出身。平成3年入門以来、歌舞伎公演・日本舞踊公演で随時活動する。平成15年から「岸澤式松の会」開催。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/18 歌舞伎の花鳥風月(正月版) 日本人はこよなく花鳥風月を愛し、それが歌舞伎の題材・趣向にも使われました。年頭にあたり初春の美しい景物をいくつか紹介し、当月に上演されている演目について、舞台上での慶祝表現を探ってみたいと思います。
2 02/01 歌舞伎に登場する巳・蛇 今年の干支は「巳」。歌舞伎では「道成寺」をはじめ、女性が情念により蛇体となる趣向が多くあります。やはりその異形は、人間の恐怖心を喚起するもの。狂言作者・鶴屋南北がなぜ蛇遣いの女を多用したかなど、興味はいや増します。一方で蛇は神の使わしめとして信仰の対象でもあります。十二年に一度「巳」文化を考えてみましょう。
3 02/15 歌舞伎の吉原 先年「吉原展」が話題になり、その盛況の様子に、現代人の吉原文化への関心を再認識しました。芝居と吉原は二大悪所として、互いに影響しあい、吉原を題材にした歌舞伎は枚挙に暇がありません。「華の吉原」と譬えられた賑やかなイメージと、「苦界」という負の要素、両面からアプローチしてみたいと思います。
4 03/01 歌舞伎音楽鑑賞と体験 講師が常磐津節演奏家ならではの特別講座。名作を間近で鑑賞し解説、また一節を体験して貰います。なによりの江戸文化体験でもありますし、歌舞伎舞踊の鑑賞には、その曲を知ることがなによりの助けとなります。
5 03/08 歌舞伎用語解説 良き歌舞伎観客とは、「歌舞伎通」のこと。そのためには幕の内外で使用される用語をおさえておく必要があると思います。江戸時代の歌舞伎ファンは、初心者の段階から「穿ち」といった知識を背景とした芝居の見方をしていましたので、その態度に学んでみましょう。

ご受講に際して(持物、注意事項)

※講師都合により2/22は休講になりました。補講は3/8に行います。実演日は3/1となります。

講師紹介

鈴木 英一
早稲田大学演劇博物館招聘研究員、常磐津節演奏家
1964年生、早稲田大学大学院博士課程満期退学。歌舞伎研究家。研究成果を活かした創作活動も行う。主著に『十代目松本幸四郎への軌跡』(演劇出版社)、歌舞伎創作に「幸希芝居遊」等がある。現在、早稲田大学演劇博物館招聘研究員、聖学院大学、宇都宮大学講師。常磐津節演奏家。

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