ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

人物でたどる関ヶ原合戦―悲喜こもごもの人間模様

  • 冬講座

渡邊 大門(株式会社歴史と文化の研究所代表取締役)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・01月23日 ~ 02月27日
(日程詳細)
01/23, 01/30, 02/06, 02/13, 02/20, 02/27
コード 140208
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・関ヶ原合戦に出陣した武将の来歴を知る。
・関ヶ原合戦に出陣した武将の置かれた立場を理解する。
・関ヶ原合戦に関する正しい知識を身に付ける。

講義概要

関ヶ原合戦は、徳川家康が率いる東軍と石田三成らが率いる西軍が戦い、家康の東軍が勝利した戦争です。全国の武将は、東軍または西軍に与して戦いました。とはいえ、出陣した武将が東西両軍のいずれが勝つのか、当然わからなかったので、どちらに味方すべきか悩みました。ただ、武将のなかには、最初から東西両軍のいずれに与するのか、最初から決めていた者もいました。本講座では、各部将の来歴にはじまり、合戦に至るまでの動き、戦後はどうなったのかを含め、詳しく解説します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/23 徳川秀忠 徳川家康の子の秀忠は小山評定のあと、中山道から上田に行き、真田昌幸・信繁父子を叩いてから、関ヶ原に向かう予定でした。しかし、その計画は思いがけず失敗に終わり、関ヶ原に遅参するという大失態を犯しました。秀忠の生涯を交えつつ、遅参した経緯などについて詳しく解説します。
2 01/30 井伊直政・本多忠勝 徳川家康の重臣である井伊直政・本多忠勝は、東軍の一員として関ヶ原合戦に出陣しました。2人は西軍諸将の調略を行うなどし、東軍の勝利に貢献しました。2人の生涯を交えつつ、戦前の調略や関ヶ原本戦での活躍を詳しく解説します。
3 02/06 細川幽斎・忠興親子 細川幽斎・忠興親子は、東軍に属して戦いました。忠興は東軍の勝利に貢献する大きな働きをしましたが、妻のガラシャは西軍によって死に追いやられました。一方、幽斎は田辺城に立て籠もり、西軍の軍勢を食い止める働きをしました。2人の生涯を交えつつ、その活躍ぶりを詳しく解説します。
4 02/13 長束正家・前田玄以・増田長盛の三奉行 長束正家・前田玄以・増田長盛の三奉行は、秀吉の死後、徳川家康に従うようになりました。しかし、突如として西軍に加担して、家康に叛旗を翻しました。この3人は生涯に不明な点があり、戦後は明暗が分かれました。3人の生涯を交えつつ、その動きを詳しく解説いたします。
5 02/20 大谷吉継 豊臣秀吉の死後、大谷吉継は徳川家康に従いましたが、突如として西軍に味方し、家康に反旗を翻しました。同時に吉継はその前半生に謎が多いことでも知られています。吉継はなぜ家康に従ったのか、石田三成との友情の話は事実なのかを含め、詳しく解説します。
6 02/27 真田昌幸・信之・信繁親子 関ヶ原合戦に際して、真田昌幸・信繁親子は西軍に、一方の信之は東軍に味方しました(犬伏の別れ)。そこには、高度な政治判断があったといわれています。東軍の勝利後、3人の運命は大きく明暗を分けました。合戦後における3人の動向も含めて、詳しく解説をいたします。

講師紹介

渡邊 大門
株式会社歴史と文化の研究所代表取締役
1967年神奈川県横浜市生まれ。千葉県市川市在住。関西学院大学文学部史学科卒業。佛教大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。専門分野は日本中近世政治史。主な著書に『戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?』星海社新書、『大坂の陣全史 1598-1616』草思社、『戦国大名は経歴詐称する』柏書房、『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』PHP文庫、『嘉吉の乱 室町幕府を変えた将軍暗殺』ちくま新書、『誤解だらけの徳川家康』幻冬舎新書、『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』柏書房、『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』星海社新書、『関ケ原合戦全史 1582-1615』草思社など多数。

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