ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
動画で楽しむ関東の名城
小和田 泰経(日本城郭協会理事、静岡英和学院大学講師)

曜日 | 木曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全6回
・01月09日 ~
02月20日 (日程詳細) 01/09, 01/23, 01/30, 02/06, 02/13, 02/20 |
コード | 140220 |
定員 | 36名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・戦国時代から江戸時代における関東の歴史にふれられる
・実際に歩いて撮影した動画を用いているため臨場感がある
・写真では伝わりにくい遺構の構造や配置がよくわかる
講義概要
城跡には、現在も堀や土塁・石垣・馬出などの遺構が残されています。しかし、実際に城巡りをしても天守・櫓や門、塀といった建物が失われていることも多く、なかなか往時の姿を想像することはできません。この講座では、100名城にも選定されている川越城・小田原城・佐倉城・水戸城・甲府城・江戸城の6城を取り上げ、実際に講師が歩いて撮影した動画をもとに歴史や構造をわかりやすく解説します。講座の終了後には、ぜひ現地を訪れて、実際に歩いてみてください。きっと往時の城を想像できるようになっているものと思います。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/09 | 川越城 | 現存する御殿が有名ですが、天守代用であった富士見櫓の櫓台、堀や土塁、2か所の大手門前に設けられていた馬出の跡など、見所も多いです。 |
2 | 01/23 | 小田原城 | 戦国時代の小田原城は、周囲9kmを惣構に囲まれた巨大城郭でした。江戸時代の城跡だけでなく、戦国時代の惣構もめぐります。 |
3 | 01/30 | 佐倉城 | 現在の佐倉城は、戦国時代の本佐倉城を廃して築かれました。建物は残されていませんが、馬出や堀、天守代用とされた御三階櫓の櫓台などが残ります。 |
4 | 02/06 | 水戸城 | 戦国時代に佐竹氏によって整備され、江戸時代は水戸徳川家の居城でした。曲輪や空堀・土塁が明瞭に残るほか、近年には大手門も復元されました。 |
5 | 02/13 | 甲府城 | 甲斐の戦国大名武田氏が滅んだあとに築かれました。天守台の上に天守は建てられていたのでしょうか。近年、整備が進む城跡を紹介します。 |
6 | 02/20 | 江戸城 | 現在は皇居となっている江戸城には、現存する隅櫓・多聞櫓、門のほか、天守台の石垣などの見所が残されており、そうした貴重な遺構を詳しく紹介します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は2/20(木)を予定しています。
備考
※講師都合により1/16(木)は休講となりました。補講は2/20(木)に実施いたします。
講師紹介
- 小和田 泰経
- 日本城郭協会理事、静岡英和学院大学講師
- 1972年東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期退学。専門分野は日本中世史。現在、静岡英和学院大学講師・日本城郭協会理事。著書に『戦国合戦史事典』(新紀元社)、『天空の城を行く』(平凡社)など多数。近著に荻生徂徠の『鈐録』をとりあげた『武士目線で語られる日本の城』、『ポケット城図鑑』。2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』に資料提供として参加した。