ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
“戦国の天下人”織田信長の実像
柴 裕之(東洋大学講師)

曜日 | 火曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全4回
・02月04日 ~
03月04日 (日程詳細) 02/04, 02/18, 02/25, 03/04 |
コード | 140209 |
定員 | 40名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・織田信長の実像や織田権力の性格について、時代や社会のもとでとらえることができる。
・「天下一統」という国内統合を時代や社会のもとでその実態をとらえ理解を深められるようになる。
・歴史上の出来事を時代や社会のもとでとらえ考える力を身につける。
講義概要
戦国の「革命児」と評価される織田信長。その実像について、これまでのイメージに基づいた先入観を前提とせず、戦国という時代や社会のもとで生きる政治権力者としてみていく研究が進んでいます。この講座では、そうした近年の信長研究をふまえたうえで、天下人となって朝廷や寺社、各地を統治していた戦国大名や国衆とどのような関係にあったのか。そのもとで進められた国内統合である「天下一統」はどのような実態を持ちながらおこなわれていったのか。そのうえで将来的な政治構想としてどのようなことを描いてたのか。そして本能寺の変はなぜ起きたのか。これらのことについて注目することで、信長の実像や織田権力の性格について考えます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 02/04 | 織田権力の展開と朝廷・寺社―天下人信長の出来― | 織田信長が室町幕府将軍足利義昭を追放した結果、どのように天下人へと歩み、そして朝廷や寺社とどのような関係にあったのかについてみます。 |
2 | 02/18 | 織田権力と戦国大名・国衆―「天下一統」事業の実態― | 天下人信長と各地の戦国大名や国衆はどのような関係にあったのか、そのうえで「天下一統」事業はどのような実態を持って進められたのかについてみます。 |
3 | 02/25 | 信長の政治構想―織田権力の目指したところ― | 天下人信長が、織田権力のもとで「天下一統」が成し遂げられたのちに、どのような権力の将来的なあり方(政治構想)を描いていたのかについてみます。 |
4 | 03/04 | 本能寺の変―その実態と展開― | 天正10年(1582)6月の本能寺の変はなぜ起きたのか、織田権力内部における事情からその背景と実態を探り、その後にどのような事態へと至ったのかについてみます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆本講座は、2024年度夏講座「足利義昭政権と織田信長」の続編でもありますが、はじめての方も歓迎いたします。
講師紹介
- 柴 裕之
- 東洋大学講師
- 1973年東京生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東洋大学文学部非常勤講師。専門は、日本中近世移行期政治・社会史。単著『織田信長―戦国時代の「正義」を貫く』(平凡社、2020年)。『青年家康―松平元康の実像』(KADOKAWA、2022年)、編著『図説 豊臣秀吉』(戎光祥出版、2020年)ほか。