ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

【対面+オンラインのハイブリッド】宇宙と素粒子 現代宇宙論の謎とミクロ世界の法則

  • 冬講座

前田 恵一(早稲田大学名誉教授、京都大学基礎物理学研究所特任教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・01月10日 ~ 02月07日
(日程詳細)
01/10, 01/17, 01/24, 01/31, 02/07
コード 140740
定員 70名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・極微の世界を支配する法則と巨大な宇宙の姿について知る
・宇宙膨張のしくみと元素の起源について理解する
・現代宇宙論の謎とその解明に向けた取り組みについて知る。

講義概要

20世紀初頭に誕生した量子論に始まる素粒子・原子核物理学と一般相対性理論は宇宙を科学的に考えることを可能にし、提唱されたビッグバン膨張宇宙論は数多くの観測的証拠により現代宇宙論の標準モデルとなっている。しかしながらその後のさらなる精密観測により、その現代宇宙論にも新たに多くの謎が生まれている。宇宙開闢の問題や宇宙のダークサイド(ダークマターとダークエネルギー)の謎である。これらの謎もまだ知られていないミクロ世界の法則によって解明できるのではと期待されている。本講座では、極微の世界を支配する法則から現代宇宙論およびその問題点について詳しく解説し、さらに現代宇宙論の謎について紹介する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/10 宇宙の姿と素粒子論 現在の宇宙の姿/
量子論から素粒子統一理論へ/
ウロボロスのような極微の世界と巨大宇宙
2 01/17 物質の起源とビッグバン宇宙論 宇宙論とは/
一般相対性理論とアインシュタインの宇宙/
ビッグバン膨張宇宙論/
宇宙初期の元素合成/
どうして反物質は少ないのか?
3 01/24 宇宙の始まりとインフレーション 宇宙初期の特異点と量子重力理論/
無から創成された宇宙/
インフレーション理論
4 01/31 ダークマターの謎 ダークマターの存在/
素粒子論とダークマター/
原始ブラックホールとは/
ダークマターの正体?
5 02/07 ダークエネルギーは現代の「エーテル」か 加速的に膨張する現在の宇宙/
宇宙の7割を支配するダークエネルギー/
ダークエネルギーは何か?

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は2月14日(金)を予定しています。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申し込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

前田 恵一
早稲田大学名誉教授、京都大学基礎物理学研究所特任教授
1950年大阪生まれ。理学博士(京都大学)。1987年1月-1989年3月 東京大学理学部物理学科助手、1989年4月-2021年3月 早稲田大学物理学科教授。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ(2006年)およびクレアホール(2012年)客員教授。京都大学基礎物理学研究所 特任教授(2022年4月-2025年3月)。専門分野は、理論宇宙物理学および重力理論。著書に『演習で学ぶ特殊相対性理論』(サイエンス社)、『演習で学ぶ一般相対性理論』(サイエンス社)、『重力理論講義』(サイエンス社)、『アインシュタインの時間』(ニュートンプレス)などがある。

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