ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

加齢人間工学から読み解く人体 老化と賢く付き合う知識と技術

  • 冬講座

倉片 憲治(早稲田大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全4回 ・01月31日 ~ 02月21日
(日程詳細)
01/31, 02/07, 02/14, 02/21
コード 140728
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・加齢にともなう感覚と脳の働きの変化を学ぶ。
・加齢変化を補う最新の技術を知る。
・加齢人間工学を応用した身近な製品を活用する。

講義概要

加齢にともなって心や身体のさまざまな機能が低下していくことは避けられません。そのような加齢変化に対処するためにさまざまな技術が開発され、家電製品等の身近な製品に数多く応用されています。本講座では年齢による感覚や認知機能の違いを知り、それを補う技術「加齢人間工学」を学ぶことで、誰もが経験する加齢変化を上手に受け容れ、便利で安心できる生活を送る術(すべ)を学びます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/31 「老眼」って何?:視覚の加齢変化とそれを補う技術(その1) 「老眼」は、誰もが経験する最も身近な加齢現象でしょう。一般に手元の文字などが見にくくなる症状を老眼と呼びますが、見え方の変化はそれだけに留まりません。加齢にともなって視覚の特性がどのように変わっていくかを学びます。
2 02/07 「老眼」って何?:視覚の加齢変化とそれを補う技術(その2) 老眼によるモノの見え方の変化を補うために、さまざまな技術が開発され、身の回りの製品や生活空間の設計に応用されています。その実例をいくつか挙げながら、視覚の加齢変化に上手に対処する方法を学びます。
3 02/14 「耳が遠くなる」とは?:聴覚の加齢変化とそれを補う技術 一般に「耳が遠くなる」などといいますが、それはどのような現象なのでしょうか。加齢にともなう聴覚の加齢変化の様子と、それを補うために身近な製品に応用されているさまざまな技術を紹介します。
4 02/21 「もの忘れがひどくて...」:認知機能の加齢変化とそれを補う技術 歳を取るにしたがってうっかりミスやもの忘れが多くなった、と感じる人は多いことでしょう。しかし、そのような加齢変化も、ちょっとした技術と工夫で補うことができます。身近な製品を例に、注意力や記憶力の低下に対処する方法を学びます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は2月28日(金)を予定しています。
◆老化や認知症の予防・治療を目的とした講座ではありません。
◆本講座は、2023年度冬学期に実施した同名講座とほぼ同じ内容となります。

講師紹介

倉片 憲治
早稲田大学教授
国立研究開発法人産業技術総合研究所 総括研究主幹を経て、2017年より現職。専門は聴覚心理学・加齢人間工学、特に高齢者の聴覚特性の解明や音を利用した製品の設計に取り組む。その研究成果は、ISO(国際標準化機構)規格やJIS(日本産業規格)等に数多く採用され、国内外で広く活用されている。日本音響学会評議員・元理事。共著・共訳書に『聴覚心理学概論』『バリアフリーと音』『低周波音のはなし』『音は心の中で音楽になる』『音楽の認知心理学』など多数。
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