ジャンル 人間の探求

早稲田校

「自他と向き合う」ための心理学―カウンセリング入門

  • 冬講座
  • オムニバス

近藤 育代(駿河台大学准教授)
田中 乙菜(お茶の水女子大学講師)

曜日 水曜日
時間 19:00~20:30
日程 全4回 ・01月08日 ~ 01月29日
(日程詳細)
01/08, 01/15, 01/22, 01/29
コード 140513
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・カウンセリングではどのように自分や他者と向き合い、理解しようとするのかを学びます。
・カウンセリングの基本である話の聴き方、「傾聴」について学びます。
・カウンセリングのアプローチの一つ、「認知行動療法」の基礎を学ぶとともに、代表的技法を実際に体験していただきます。

講義概要

カウンセリングとは、カウンセラーとのコミュニケーションを通じて、自らの心と向き合い、他者とのかかわり方を見つめ直すことで、悩みの解決や精神的成長を目指していく援助方法です。援助の手法には様々なものがありますが、この講座では、第1回に、カウンセリングの概要を紹介し、傾聴を学びます。第2回は、考えや行動を見つめてときほぐしていくことで、つらい感情を軽減させ、問題を解決していく心理療法である「認知行動療法」の概要を取り上げます。第3回、第4回では、認知行動療法の代表的技法を取り上げ、体験していただきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/08 カウンセリングの概要と傾聴 カウンセリングの概要についてお話した後、カウンセリングの基本である、「傾聴」についてご紹介します。「傾聴」とは、その人が今どのような状況にあるのか、話の内容だけでなく、話の背後にある感情も含めて受け止めようとする聴き方です。話を「聴く」際の視点について学んでいきます。
2 01/15 認知行動療法の概要 認知行動療法の基本的な考え方や特徴についてご紹介します。講義の中に小さなワークも交えて、自己理解を深めていきます。
3 01/22 認知再構成法 認知行動療法の代表的技法の一つである「認知再構成法」を取り上げます。自分の中にある、出来事の受け止め方について見つめていく「認知再構成法」の基本について解説を行った後、実際に体験していただきます。
4 01/29 アサーション 認知行動療法では、自分の考え方だけでなく、相手との関わり方についても検討します。お互いの関係を大切にするコミュニケーションの仕方、「アサーション」について、実習も交えて学んでいきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は2月5日(水)を予定しています。
◆各受講生の個人的問題の相談はお受けできません。また、クリニック等の斡旋はできかねますので、ご了承ください。
◆本講座は「心理学入門」の次のステップとして設置いたしました。入門編をお受けでない方は、心理学の基礎知識を学ばれた上でご参加ください。
◆本講座は2023年度冬学期に早稲田校で開講した同名講座とほぼ同内容です。

講師紹介

近藤 育代
駿河台大学准教授
専門分野は臨床心理学。博士(文学)。臨床心理士・公認心理師。大学で臨床心理学やカウンセリング関連の授業を担当すると共に、心療内科クリニック等で自律訓練法などリラクセーション法を中心としたカウンセリングを行なう。主な業績に「自律訓練法標準練習と空間感覚練習の心理的効果の比較-受動的注意集中の観点から-」(『心理学研究76巻』)がある。
田中 乙菜
お茶の水女子大学講師
早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。これまで臨床心理士、公認心理師として、公立小中学校でのスクールカウンセリングや大学での学生相談に携わり、現在はお茶の水女子大学学生・キャリア支援センター講師(専任カウンセラー)。おもな業績に「学校対人ストレス場面における中学生の自己陳述の検討」(『行動療法研究36巻』)がある。
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