ジャンル 世界を知る

早稲田校

戦争と平和の世界史―古代ギリシア・ローマ、古代中国から戦争の将来像まで

  • 冬講座

石津 朋之(防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全4回 ・01月18日 ~ 02月08日
(日程詳細)
01/18, 01/25, 02/01, 02/08
コード 140317
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・世界史を通じて戦争を考える
・世界史を通じて平和を考える
・将来の戦争と平和について考える

講義概要

本講座は、世界の歴史を通じて戦争と平和について考えるものです。
ここでは、思想としての戦争と平和について概観した後、世界史を振り返りながら戦争の歴史、さらには平和への模索の歴史を紹介することで、将来の戦争と平和について考えるための資を提供します。
①戦争を考える:②平和を考える:③「西側流の戦争方法」:④中世ヨーロッパ世界の戦争と宗教:⑤フランス革命と総力戦の時代:⑥平和への模索:⑦戦争と文化交流:⑧日本の戦争と朝鮮半島

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/18 ①戦争を考える:②平和を考える ここでは、戦争と平和をめぐる様々な思想や概念について考えます。
2 01/25 ③「西側流の戦争方法」:④中世ヨーロッパ世界の戦争と宗教 ここでは、古代ギリシア、古代ローマの戦争観を振り返ることにより、今日まで継続される「西側流の戦争方法」という概念について考えます。併せて、中世ヨーロッパの十字軍を事例として、戦争と宗教の関係性について考えます。
3 02/01 ⑤フランス革命と総力戦の時代:⑥平和への模索 ここでは、フランス革命が戦争の様相の変化に及ぼした影響について考えます。また、19〜20世紀を中心として平和への模索の歴史をたどります。
4 02/08 ⑦戦争と文化交流:⑧日本の戦争と朝鮮半島 ここでは、中国の歴史、とりわけ万里の長城とシルクロードの歴史を振り返りながら、東アジア世界の戦争と平和について考えます。その際、戦争と文化交流という一見、相矛盾するような事象についても触れる予定です。併せて、朝鮮半島に対する日本の関与の歴史を概観することで、朝鮮半島の重要性について考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆戦争と平和に関心を有する方であれば、どなたでも大歓迎です。
◆初心者でも受講可能です。
◆簡単な世界地図を持参されると便利です。
◆参考図書として、『戦争学原論』 (石津朋之著、筑摩書房) を通読していただくとより理解が深まります。電子書籍での購入も可能です。(購入は必須ではありません)
◆休講が発生した場合の補講日は2月15日(土)を予定しています。

講師紹介

石津 朋之
防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官
防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。前戦史研究センター長。放送大学非常勤講師。専門分野は、戦争学、平和学。著書に『戦争学原論』(筑摩書房)、『大戦略の思想家たち』(日経文庫)、『リデルハート』(中公文庫)、『戦争とロジスティクス』(日経BP)、『総力戦としての第二次世界大戦』(中央公論新社)、『軍事史としての第一次世界大戦』(中央公論新社)等がある。
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