ジャンル 世界を知る
早稲田校
【対面+オンラインのハイブリッド】ヒトラー外交とは何か―1930年代と現在を比較する
宮坂 豊彦(現代史研究家、早稲田大学招聘研究員)

曜日 | 木曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全4回
・02月13日 ~
03月06日 (日程詳細) 02/13, 02/20, 02/27, 03/06 |
コード | 140308 |
定員 | 50名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・プーチン戦争・ガザ戦争勃発により、「新たな戦前」論が台頭している。現代世界の状況は、1930年ヨーロッパと類似するのか。破滅への道程を、当時と今日の文脈から再考する。
・30年代のヒトラー外交(ファシズム外交)と、プーチンのやり口は共通性を持つのか。第二次世界大戦前期と現在は同質性を持ちうるのか? E.H.カーが『危機の20年』と捉えた「第二次世界大戦前の世界」と現在の国際関係を比較し、「危機」の実相について考察する。
講義概要
今喧伝されている「新たな戦前論」の実態を、もう一つの「戦前」である1930年代の世界を振り返る中で、捉え直す。ヴェルサイユ・ロカルノ体制の崩壊から第二次大戦突入までの過程を丹念に辿り、最終的に何が戦争へ駆り立てたのかを、受講生とともに検討する。1930年代のドイツの膨張(侵略)政策と英仏政府の対応について、国際政治における「抑止と宥和」の観点から検証する。現代への教訓、なぜ誰も望まない大戦に突入したのか? 大国間の政策決定過程および権力外交戦の実態も明らかにする。最新の研究動向に基づき、資料や映像も駆使して、皆様とともに学びたいと思います。初心者の方も歓迎です。ぜひご参加ください!
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 02/13 | 1930年代とファシズム | |
2 | 02/20 | ヒトラー外交とは何か | |
3 | 02/27 | イギリスの対応(宥和か抑止か) | |
4 | 03/06 | ヒトラー外交と現在(新たな戦前?) |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆参考図書は講義時に適宜紹介します。
◆受講時には、必要に応じ前回分の資料もご持参ください。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申し込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 宮坂 豊彦
- 現代史研究家、早稲田大学招聘研究員
- 早稲田大学卒業。修士(政治学)。専門分野は、西欧国際関係史、イギリス現代史。ヨーロッパ国際関係・イギリス政治外交・ファシズム政治外交・日本政治外交など、現代史分野を幅広く研究する。大学などで現代史を教える。現代史関係の著書がある。