ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
歴史的町並み景観の魅力 懐かしい町家から近代洋風建築の町並みまで
藤島 幸彦(早稲田大学講師、世田谷区生涯大学副学長)

曜日 | 金曜日 |
---|---|
時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全5回
・01月31日 ~
02月28日 (日程詳細) 01/31, 02/07, 02/14, 02/21, 02/28 |
コード | 140229 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・日本各地に残る古くも美しい町家建築・洋風建築が建ち並ぶ景観の魅力を発見する
・歴史的町並みを町ぐるみで文化財として保存する制度を学ぶ。
・国の文化財保存地区だけでなく、地方自治体などで保存整備が進む町並みにも関心を持つ。
講義概要
開発と近代化の中で失われつつある古い町並みが見直され、 歴史的町並みを保存・再生・活用する動きが広まっています。国や地方自治体の町並み保存制度により、整備されている町並みの景観的魅力や、特徴的な建築の鑑賞法をお伝えします。江戸時代からの伝統を伝える町家建築や、明治期から昭和前半期に建てられた洋風建築まで、町並みにはさまざまな歴史が見られます。国の文化財保護法によって選定された保存地区や、講師が見出した地元独自の保存地区(講師はこれを「こまちなみ」と呼びます)などを紹介します。時間の都合で、講師撮影の映像(写真・動画)と口頭解説を中心とし、歴史や建築の詳説は当日の配付資料でお伝えします。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 01/31 | 文化財保護法による町並み保存制度ー実例:若桜町熊川宿(福井県)・朝倉市秋月(福岡県) | |
2 | 02/07 | 近年選定の国選定地区ー実例:須坂市須坂(長野県) | |
3 | 02/14 | 「こまちなみ」の魅力ー実例:堅田地区と居初家(滋賀県)・みどり市大間々(群馬県)・鶴岡(山形県) | |
4 | 02/21 | 洋風の町並みー実例:神戸市旧居留地地区・北野地区(兵庫県) | |
5 | 02/28 | これからの町並み保存ー実例:真庭市勝山(岡山県) |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆取り上げる町にはこれまでの開講講座と一部重複していますが、新たな内容・視点・映像等を加えて再編成しています。
講師紹介
- 藤島 幸彦
- 早稲田大学講師、世田谷区生涯大学副学長
- 東京都出身。1988年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学、1985年同教育学部助手。現在同学部講師。世田谷区生涯大学副学長。自営の綜芸文化研究所にて文化財調査・研究に従事。日本建築文化史専攻。日本建築学会・日本民俗建築学会会員。著書に『京都の町家』(風土デザイン研究所)、『町家点描』(共著)(学芸出版社)など。