ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
戦国武将「禅」と「茶」―茶の湯政道で歴史が変わった 武将を支えた禅、千利休が伝えた茶
山﨑 仙狹(禅茶・茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授)

曜日 | 火曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全8回
・01月14日 ~
03月11日 (日程詳細) 01/14, 01/21, 01/28, 02/04, 02/18, 02/25, 03/04, 03/11 |
コード | 140265 |
定員 | 23名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 24,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 28,324 |
目標
下記の観点から現代まで繋がる日本文化の茶道の大切さを学ぶ
・茶の精神とはどうのようなものか
・何を目的に禅と茶を取り入れたのか
・それにおよってその様な効果があったのか
講義概要
戦国武将が禅と茶で繋いだ日本文化の筆頭・茶道。鎌倉時代日本に禅と茶が定着しました。お釈迦様の教えを基に『禅』は心を整えること『茶』は養生薬として伝わります。武将と仏教は聖武天皇が日本の仏教を正しく統一するために鑑真を招来してから繋がりが見てとれます。北条時宗を筆頭に武将達は心の葛藤、恐怖心や不安を取り去るために禅に帰依しながら難局を乗り越えていきます。そして戦国武将達が、生きるか死ぬかの日々の中で心と体を整える為に生活に取り入れたのが禅と茶でした。信長、秀吉など戦国武将が政権にまで取り入れた禅と茶、茶を裏で支えた茶人達(千利休)のことも同様に歴史を辿りながら「禅と茶」を繋ぎます。体験会あり。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/14 | 禅と茶の招来ー「禅」のこと | 日本に定着した「禅」とは何か。 お釈迦様からの教えが戦国武将達の心の支えとなる。 「禅」心を整えること。なぜ魅了されるのか。 |
2 | 01/21 | 「茶」のことー日本独自の茶「わび茶」 | 禅を基に日本独自の茶道「わび茶」が誕生。「わび茶」とは。 「茶」心と体を癒やし整えること「 喫茶養生すること。なぜ魅了されるのか。 |
3 | 01/28 | 戦国武将が惹かれる「禅と茶」 | 北条時宗と「禅」 足利義政と「わび茶」。 時代と共に禅と茶が武将達の生活の中の入っていく。 |
4 | 02/04 | 体験:茶室の中での「禅と茶」 | 武将達が体験した茶室でのひと時を体験。 無骨な武士に礼節を教えた場所。 戦闘会議は茶室で行われた、その時茶人達は。 なぜ茶室だったのか |
5 | 02/18 | 戦国武将・織田信長が取り憑かれる | 織田信長を魅了した「わび茶」 「茶の湯政道」になる「わび茶」の重大性・本能寺の変と茶の関係性。 明智光秀、荒木村重、稲葉一徹等・茶人今井宗久との関わり |
6 | 02/25 | 戦国武将・豊臣秀吉が引き継いだ | 秀吉は「禅」と「わび茶」をより一層武将達に奨励した。 武将だけではなくわび人に門戸を開いた。 瀧川一桝、佐久間不干斎等。 茶人千利休との関わり |
7 | 03/04 | 体験:禅寺にて禅僧と武将 | 坐禅を体験、お釈迦様の教えを拝聴。 「本来無一物」何もない世界にいざないます。 *椅子の御用意もございます。お体にご無理なく体験して頂けます。 |
8 | 03/11 | 戦国武将が繋いだ日本文化の茶道 | 人が生きる上で大切なことは心の安心と健康です。戦時中不安な日々だった心を支えたのが禅と茶でした。 戦国武将の心の機微を茶人達の忠誠、働きも合わせて禅の心・茶の心を通して繋ぎます。 |
講師紹介
- 山﨑 仙狹
- 禅茶・茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授
- 禅茶一心・茶禅一味「禅茶・仙狹會」主。禅と茶を基に日本独自の茶の道「わび茶」が誕生。茶は仏法の中にあり、「わび・さび」の真髄は正直に慎み深くおごらぬ様生きることである。各大学・専門学校・仙狹道場にて日本茶道の原点「禅茶」「花を生けること」を指南。和装着装講師。