ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

やさしい古文書講座(初級編)

  • 冬講座

雲藤 等(早稲田大学先端社会科学研究所招聘研究員)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全8回 ・01月11日 ~ 03月01日
(日程詳細)
01/11, 01/18, 01/25, 02/01, 02/08, 02/15, 02/22, 03/01
コード 140203
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・まったくの古文書初心者のための講座です。
・基本的な「用語の読み方」や「意味」の解説から始めて、簡単なくずし字の文章を読めるようにします。

講義概要

最初に「候」「奉」「可」「被」などの古文書に良く出る言葉や短い用例を学習します。その後、実際の古文書の写真を利用して、読解の練習をします。最初は短めでやさしいものを、後半には少し長めの史料を読んでいきます。
テキストには古文書の写真以外にその翻刻文も掲載しています。まず、翻刻文を説明し、読み方と意味を考えます。その後、写真のほうを見て、一文字ずつ解説します。
講義最後の10分程度、解説された史料の翻刻文を原稿用紙に書いていただきます(わからない所はテキストの翻刻を見ても結構ですのでご安心ください)。その間、講師は回りながら、質問を個別的に受け付けます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/11 古文書の基礎1 古文書とは何か? など史料の概括的な説明をします。
また、くずし字辞典などの使い方についても説明します。
2 01/18 古文書の基礎2 「候」「可」「奉」などの古文書によく出てくる文字のくずし方や読み方を勉強します。
3 01/25 古文書の基礎3 第2回に引き続き、基本的な文字のくずし方を勉強します。
4 02/01 古文書の基礎4 同様に基本的な文字のくずし方を勉強します。
5 02/08 短い古文書を読む1 一通り、頻出の文字を勉強した後、短めの文章(1〜3行程度)を読む練習をします。
6 02/15 短い古文書を読む2 一通り、頻出の文字を勉強した後、短めの文章(1〜3行程度)を読む練習をします。
7 02/22 短い古文書を読む3 一通り、頻出の文字を勉強した後、短めの文章(1〜3行程度)を読む練習をします。
8 03/01 ちょっと長めの文章を読む これまでの知識を復習し、少々長めの文章(5〜8行程度)にチャレンジします。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆児玉幸多編『くずし字用例辞典』(普及版、東京堂出版)があると便利です。他の古文書辞典をお持ちの方は、それでも結構です。
◆いつもお持ちの筆記具の他、鉛筆数本と消しゴムをご用意ください。シャーペンでも構いません。
◆古文書初心者向けの内容ですが、取り扱う史料は毎年変えていますので、以前に受講した方も参加することができます。また古文書を最初から復習したいという方にも最適な講座です。

講師紹介

雲藤 等
早稲田大学先端社会科学研究所招聘研究員
1960年北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程、同大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(学術)。古文書検定1級取得。専門分野は日本近世・近代史。著書に『南方熊楠記憶の世界』(慧文社)、『南方熊楠と近代日本』(早稲田大学出版部)、『南方熊楠書翰 土宜法龍宛』(藤原書店、共編)がある。論文に、「熊楠伝説と知的生産との関係」(『熊野』158号)、「南方熊楠の睡眠時間と熊楠伝説」(『熊楠研究』17号)などがある。
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