ジャンル 世界を知る

早稲田校

20世紀の戦争と社会

  • 夏講座

石津 朋之(防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全2回 ・08月03日 ~ 08月24日
(日程詳細)
08/03, 08/24
コード 120328
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・20世紀の「時代精神」と、戦争と社会の様相について考える。
・総力戦と社会の変化について考える。
・2つの世界大戦、冷戦、そして21世紀の戦争と平和について考える。

講義概要

この講座では、「時代精神」及び社会の変化という観点から戦争と平和について考える。時期としては主として20世紀を対象とし、第一次世界大戦、第二次世界大戦、冷戦などを事例として、当時の社会のあり方や時代状況が戦争と平和にいかなる影響を及ぼしたか、さらには、今日の「時代精神」が社会全般あるいは戦争の様相にいかなる影響を及ぼし得るかについて考察する。
【テーマ】
①20世紀の「時代精神」:フランス革命から第一次世界大戦まで
②第一次世界大戦と総力戦の形成
③戦間期の平和への模索:「正戦論」の復活と戦争違法化への道
④第二次世界大戦と総力戦の完成、冷戦期の非通常戦争、そして21世紀の「時代精神」

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/03 ①20世紀の「時代精神」:フランス革命から第一次世界大戦まで ②第一次世界大戦と総力戦の形成 フランス革命以降のヨーロッパの政治状況を振り返りながら、第一次世界大戦前夜の「時代精神」を考える。
併せて、日本では比較的知られていない総力戦としての第一次世界大戦の実相に迫る。
2 08/24 ③戦間期の平和への模索:「正戦論」の復活と戦争違法化への道 ④第二次世界大戦と総力戦の完成、冷戦期の非通常戦争、そして21世紀の「時代精神」 第一次世界大戦での惨禍を繰り返さないための多くの試み、しかしそれでも勃発した第二次世界大戦について分析する。
さらには、冷戦期から今日に至るまで多々認められるようになった非通常戦争について、今日の「時代精神」に照らしながら考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は2023年度夏学期に開講した「戦争を考える」と内容が重複する部分があります。
◆戦争と平和に関心を有する方、戦争と社会のあり方に関心を有する方であれば、どなたでも大歓迎です。
◆初心者でも受講可能です。
◆休講が発生した場合の補講日は8月31日(土)を予定しています。

テキスト

テキスト
石津朋之『戦争学原論』(筑摩書房)(ISBN:978-4480015686)電子書籍でも購入できます。

講師紹介

石津 朋之
防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官
防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。前戦史研究センター長。放送大学非常勤講師。専門分野は、戦争学、平和学、戦略思想。著書に『戦争学原論』(筑摩書房)、『大戦略の思想家たち』(日経文庫)、『リデルハート』(中公文庫)、『戦争とロジスティクス』(日経BP)、『総力戦としての第二次世界大戦』(中央公論新社)、『軍事史としての第一次世界大戦』(中央公論新社)、『10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門』(平凡社新書)等がある。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店