ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

教養としての日本人論

  • 夏講座

瓜生 中(文筆家)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・07月24日 ~ 08月28日
(日程詳細)
07/24, 07/31, 08/07, 08/21, 08/28
コード 320204
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

講義概要

日本人はどんな民族か?日本人は自らの国家や民族に関する認識が希薄であると考えられています。そこで、本講座では気候風土や海に囲まれた日本列島の特殊性、歴史、文化、宗教、民間の習俗など、さまざまな観点から日本人の民族性を考察し、その実態を明らかにして行きたいと考えています。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/24 海に囲まれた日本列島 島が列状をなす弧状列島/穏やかな気候風土/豊かな食生活/外国からの侵攻を受けなかった日本
2 07/31 日本の劣等生と優越性 粟散辺土(ぞくさんへんど)――東海の外れに浮かぶ粟粒のような島国/大日本帝国−−日本は大日如来の生国/国学者たちが主張した日本優越論/明治維新の日本人優越論/大東亜共栄圏と日本民族優越論
3 08/07 曖昧さの美学 障子越しの光を表現した日本の絵画/論理的思考が不得手な日本人/手びねりの登記を創り出した日本人/微妙な味を楽しむ日本食
4 08/21 「日本教」――神仏を混然としてまつる日本人の信仰 神棚と仏壇が同居する日本の家庭/神仏習合とは何か?/盂蘭盆会と彼岸−−仏教には関係のない日本古来の民間信仰/神仏習合と明治維新の神仏分離
5 08/28 狭い世界で生きてきた日本人 ムラ社会を基体に生きてきた日本人/平安京の中だけが全世界だった平安貴族/今も残存する連帯責任/傍目を気にする日本人――落し物は必ず交番に届く/天皇至上主義と家父長制

講師紹介

瓜生 中
文筆家
1954年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了(東洋哲学専攻)。仏教・神道・日本思想の研究、執筆活動を行い現在に至る。著書に『古寺社巡りの愉しみ』(ベストセラーズ)、『古建築の見方・楽しみ方』(PHP研究所)、『知っておきたい日本の神話』(角川学芸出版)、『仏教入門』(大法輪閣)など多数ある。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店