ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

日本語びいき

  • 春講座

清水 由美(日本語教師、法政大学大学院等講師)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・04月10日 ~ 05月15日
(日程詳細)
04/10, 04/17, 04/24, 05/08, 05/15
コード 310222
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・「そういえば日本語のこと、じつはよく知らなかったな」と気づく。
・「日本語って難しいよね」と(安易に)言わなくなる。
・「日本語っておもしろい!」と(改めて)思えるようになる。

講義概要

「令和」の読み方はレイワ? それともレーワ? 「やらさせてください」と言ったら叱られました。ということは「やめさせて...」もダメ? ──日本語を学ぶ外国人からこんな質問をされたら、どう答えますか? 案外説明に窮してしまう方が多いのではないでしょうか。これは何も恥ずかしいことではありません。理屈なんか知らなくても話せる、それが母語というものだからです。でもだからこそ、母語のヒミツを知るのは、スリリングな知的冒険になるでしょう。日本語の意外に論理的な、そして魅力的な素顔をご紹介していきます。ご案内役は、長年留学生に日本語を教えてきた日本語教師が務めます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/10 日本語は難しい? まずは音と文字のヒミツを見てみましょう。◆キーワード:漢字と仮名、表音文字、表意文字、音素、ふりがな、外来語(=カタカナ語) ◆テキスト該当箇所:1章
2 04/17 ひらがな、カタカナのヒミツ 仮名(ひらがなとカタカナ)について、さらに深掘りしてみましょう。 ◆キーワード:異音、同音異義、仮名遣い(=日本語のスペリング) ◆テキスト該当箇所:2章
3 04/24 ひらがなと文法の関係 五十音表と文法の意外な関係を見てみましょう。 ◆キーワード:五十音表、母音と子音、動詞の活用 ◆テキスト該当箇所:3章
4 05/08 らぬき、れたす、さいれ 動詞の活用を中心に、日本語の変化を見てみましょう。 ◆キーワード:五段活用・一段活用・変則活用、ラ抜き・レ足す・サ入れ、サセテイタダク ◆テキスト該当箇所:4章
5 05/15 しぇんしぇー、ちゅくえ 五十音表の落とし穴などを、外国人日本語学習者の目で見直してみましょう。 ◆キーワード:調音法と調音点、破裂音・摩擦音・破擦音・鼻音、母音の無声化 ◆テキスト該当箇所:14章、15章

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、5月22日(水)を予定しております。
◆日本語ネイティブを対象としますが、母語話者なみに日本語を解する方なら、どなたでもご参加ください。

テキスト

テキスト
清水由美『日本語びいき』(中央公論新社)(ISBN:978-4122066243)

講師紹介

清水 由美
日本語教師、法政大学大学院等講師
1958年岐阜県高山市生まれ。東京外国語大学英米語科卒業、お茶の水女子大学大学院修士課程修了。マレーシア・マラヤ大学(国際交流基金派遣)、千葉大学等を経て現職。留学生からの想定外の質問に「日本語を外から見る目」を鍛えられる日々。著書に『日本語びいき』(中公文庫)、『すばらしき日本語』(ポプラ新書)など。

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