ジャンル 文学の心
中野校
芥川賞、直木賞作家に学ぶ小説教室(秋期)
井之上 達矢(編集者、慶應義塾大学講師)

曜日 | 土曜日 |
---|---|
時間 | 10:10~12:10 |
日程 |
全6回
・10月26日 ~
12月14日 (日程詳細) 10/26, 11/09, 11/16, 11/30, 12/07, 12/14 |
コード | 330113 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・人に読んでもらえる小説を書けるようになる。
・趣味として、楽しんで小説を書けるようになる。
・プロを目指す第一歩を踏み出す。
講義概要
恩田陸、川上未映子、今村夏子、川上弘美、桜木紫乃、重松清などの芥川賞・直木賞受賞作家を中心に、村上春樹、スティーブン・キングといった重要作家の作品を加えて、教材として使用します。全6回のうち5回を使って、人気作家たちが作品を作るにあたってどのような工夫をしているのか、みなさんが応用できるポイントはどこにあるのかを編集者の視点からお伝えします。残りの1回で、実際に文章を書いていただき、提出された作品について、一つずつコメントを出します。プロの作家と編集者がどのような打ち合わせを行い、作品を作り上げていくのか、その創作過程を体験することができます。第1回目は、村上春樹作品を題材として取り上げる部分については春学期とほぼ同内容になりますが、その他については違った作家・作品を取り上げる予定です。※講義の進め方についてはホームページをご覧ください。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 10/26 | そもそも小説とは何のためにあるものなのか /「面白い小説」とは何か | 「読者に興味を持ってもらう」、「ページを括らせる力がある」ということの裏にある意味を考えます。 |
2 | 11/09 | 「涙」の理由 | 読者の心が震えるお話を描くには、どうすればよいのかを解説します。 |
3 | 11/16 | キャラクターの作り方、会話文の作り方 | 魅力的なキャラクターを作るには、どのような点に気をつければ良いのか。リアルでありつつ、ストーリーを進めるにあたって効果的な会話文を書くには、どこに気をつければよいのかを解説します。 |
4 | 11/30 | 「魅力的な場面」の描き方 | 情景描写や世界観の説明をしつつ、読者を惹きつける表現の仕方を解説します。 |
5 | 12/07 | 受講生の作品についてのコメント | 提出いただいた作品について、一つずつコメントしていきます。 |
6 | 12/14 | 「読者を惹きつけるストーリー」の作り方 | 読者に「楽しんで作品を読んでもらう」ために、どのような工夫をすると効果的なのかを解説します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆課題提出はメールで行います。
◆提出された課題は講座資料として受講生同士で共有します。
◆2024年度春学期講座「芥川賞、直木賞作家に学ぶ小説教室(春期)」との違いについて。村上春樹作品を題材として取り上げる部分については、春学期とほぼ同内容の講義となりますが、その他については、春学期とは違った作家・作品を取り上げる予定です。
講師紹介
- 井之上 達矢
- 編集者、慶應義塾大学講師
- 1977年生まれ。早稲田大学卒業後、中央公論新社入社。2012年退社し、株式会社夜間飛行を設立。08年より慶應義塾大学非常勤講師。編集者、ライターとして手掛けた連載・書籍は、『月と雷』(角田光代著)、『ステップ』(重松清著)、『池上彰のお金の学校』(池上彰著)、『われ敗れたり』(米長邦雄著)等多数。