ジャンル 世界を知る

早稲田校

日本人のための新しい世界史

  • 秋講座

宮脇 淳子(歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・09月27日 ~ 12月06日
(日程詳細)
09/27, 10/04, 10/11, 10/18, 10/25, 11/08, 11/15, 11/22, 11/29, 12/06
コード 130301
定員 70名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・歴史観は文明によって異なることを理解する
・世界史教科書だけでは世界の実情がわからない理由を理解する
・日本が今後の世界に果たす役割を自覚できるようにする

講義概要

日本の世界史は、戦前の西洋史と東洋史が合体してできた教科である。西洋史のもとになった地中海文明の歴史観と、東洋史のもとになった中国型の歴史観はまったく異なる。世界史教科書は、西洋史と東洋史を交互に並べただけだから筋道がないのである。しかも日本史は別教科であるため、まるで日本は世界の一員ではないみたいである。自国の立場を正当化するために書かれる国史を集めても世界史にはならない。本講座では、歴史哲学という根本に立ち返り、日本人のための世界史を提示したい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/27 歴史のある文明と歴史のない文明  
2 10/04 地中海文明の歴史観は変化と対決  
3 10/11 天が正統を決める『史記』の歴史観  
4 10/18 日本文明を創った『日本書紀』  
5 10/25 国民国家が世界史を変えた  
6 11/08 日本の歴史教育の問題点  
7 11/15 日本人はなぜ大陸に出て行くことになったのか  
8 11/22 日本列島と朝鮮半島の関係  
9 11/29 中国という国家は20世紀に誕生した  
10 12/06 ロシアとは何か  

講師紹介

宮脇 淳子
歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専攻は東洋史。東京外国語大学・常磐大学・国士舘大学・東京大学等の非常勤講師を歴任。著書に『日本人が教えたい新しい世界史』『満洲国から見た近現代史の真実』『皇帝たちの中国史』『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』『ロシアとは何か』『真実の中国史』『中国・韓国の正体』『モンゴルの歴史』『世界史のなかの蒙古襲来』ほか多数。

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