ジャンル 文学の心

早稲田校

和歌と伝統文化 『古今和歌集』秋部をじっくり読む

  • 秋講座

兼築 信行(早稲田大学教授)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・10月08日 ~ 11月26日
(日程詳細)
10/08, 10/15, 10/22, 10/29, 11/05, 11/12, 11/19, 11/26
コード 130101
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・くずし字、変体仮名を読解する力を身につける。
・和歌を正しく解釈する力を身につける。
・和歌を軸に、日本文化に対する理解を深める。

講義概要

10世紀のはじめ、醍醐天皇の命により成立した『古今和歌集』は、最初の勅撰和歌集として、仮名文字が社会的に公認されたことを示す重要な典籍であると同時に、後世に多大な影響を与え、その遺響は、千百年余りを経た現代も消えることなく残っています。和歌と伝統文化を考えるうえで、基軸となる作品といえるでしょう。今回は、講座開講時季に合わせ、同集の秋部を、くずし字・変体仮名で記されたテキストにより、じっくり読解してみたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/08 くずし字・変体仮名の読み方 まったくの初心者のために、くずし字・変体仮名の読み方の手ほどきを行います。既に読むことができる継続受講の方にも、基本を確認していただきます。
合わせて『古今和歌集』の基本事項について解説します。
2 10/15 『古今和歌集』秋部(1) 影印(配布プリント。以下同)により和歌を読んでいきます。。
3 10/22 『古今和歌集』秋部を読む(2) 影印により和歌を読んでいきます。
4 10/29 『古今和歌集』秋部を読む(3) 影印により和歌を読んでいきます。
5 11/05 『古今和歌集』秋部を読む(4) 影印により和歌を読んでいきます。
6 11/12 『古今和歌集』秋部を読む(5) 影印により和歌を読んでいきます。
7 11/19 『古今和歌集』秋部を読む(6) 影印により和歌を読んでいきます。
8 11/26 『古今和歌集』秋部を読む 講義のまとめ 『古今和歌集』秋部の読解についてまとめ、総括します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は12月3日(火)を予定しています。
◆教室ではくずし字・変体仮名の資料を実際に読んでいきますが、全く初心の方でもすぐ読めるようになりますので、心配は要りません。
◆教材はすべてプリントで配付します。

講師紹介

兼築 信行
早稲田大学教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期中退。早稲田大学高等学院教諭、文学部専任講師、助教授を経て現職。専門は日本古典文学、和歌文学、文献学。著書に『一週間で読めるくずし字古今集・新古今集』、『同伊勢物語』(淡交社)、『聞いて楽しむ百人一首』(創元社)などがある。

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