ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

韓国、北朝鮮問題の国際政治学

  • 秋講座

重村 智計(早稲田大学・東京通信大学名誉教授)

曜日 月曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・09月30日 ~ 12月16日
(日程詳細)
09/30, 10/21, 11/11, 11/25, 12/09, 12/16
コード 130701
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・戦争の原因がわかる。
・朝鮮半島報道の真実がわかる。
・北朝鮮の核は、恐れるほどでない。
・歴史と文化から、半島紛争がわかる。

講義概要

2024年の秋は、米国の大統領選挙結果で、国際政治が変わる。金正恩は、トランプ当選に期待する。日朝関係にも、変化が起こる。平壌放送は国内では報じられない。朝鮮中央通信も多くは対外宣伝・工作用である。軍事衛星失敗は、直後には、国内で報道されなかった。総選挙で尹錫悦大統領の与党は敗北したが、日韓関係改善は進む。韓国の反日の原因はアイデンティティ喪失である。北朝鮮は経済衰退と食糧難に直面している。北朝鮮はなぜ崩壊しない。韓国の民主主義も危うい。秋学期は、歴史的視点と文化的視点から、朝鮮問題を教える。各授業の最初に、ニュースの出来事を解説する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 日本は、朝鮮半島の紛争に関わり失敗した教訓に学べ 白村江の昔から、日本は朝鮮半島に手を出して、敗北した。朝鮮半島の戦争と、紛争に介入してはいけない。朝鮮戦争では、介入せずに、利益を得た。朝鮮特需だ。その歴史の教訓を学んでいない。
2 10/21 拉致問題を解決しなければ、将来的に国交正常化、経済支援も永久にしないと宣言せよ。 日本政府の北朝鮮政策は、弱腰だ。話にならない。本気で、日本国民を救う気がない。北朝鮮は、拉致問題を日本の弱さと見て、最後まで外交カードに使おうとしている。日朝首脳会談をお願いする外交ばかりする。そうではなく、拉致を解決しないのなら、国交正常化も経済支援も永久にしない、と宣言せよ。
3 11/11 韓国の反日を変えるには、日本は北朝鮮と国交正常化するしかない。 韓国の反日運動の主力は、北朝鮮支持の左翼だ。彼らが、反日を煽る。日本が北朝鮮と正常化すれば、彼らの立場はなくなる。また、日本の気を引く外交や対応をせざる得なくなる。南北朝鮮半島をマヌーバーする外交が必要だ。
4 11/25 拉致問題の責任と、拉致問題の真実。誰が、国民を騙したのか。 拉致問題は、2002年の日朝首脳会談の失敗のため、今も解決しない。政治家と交渉に当たった、政府・外務省高官は、真実を隠蔽する。安倍晋三首相死後は、それが甚だしい。
5 12/09 半島国家の外交と駆け引きを理解する。 北朝鮮との交渉では、「交渉はやめた」と宣言する度胸がないと、譲歩しない。日本の政治家や外交官にはそれがわからないから、引き摺り回され、成果がない。
6 12/16 朝鮮人と韓国人 朝鮮人と韓国人は、何が違うのか。朝鮮人と韓国人と付き合う方法は。北朝鮮の朝鮮人は、必ず賄賂を要求する。賄賂なしには、北朝鮮ビジネスは成功しない。賄賂に頼りすぎても失敗する。韓国人は、日本人に褒められるのが好きだ。酒を奢り、カラオケで歌えば、翌日は兄弟。しかし、借りを作ってはいけない。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆疑問に思ったら、いつでも質問してください。基本的な問題でも、疑問を残さないことが大切です。

講師紹介

重村 智計
早稲田大学・東京通信大学名誉教授
1945年生まれ。韓国・朝鮮語で取材・報道した二人目の記者。早稲田大学名誉教授。早大法学部卒。朝鮮問題研究・報道の第一人者。朝鮮報道を変えた。偏見と差別を批判、北朝鮮の工作活動・拉致問題を早くから指摘。1994年に北朝鮮には、戦争できる量の石油がないと明らかに。中央公論誌(1994・5)に「北朝鮮は戦争できない」と寄稿。毎日新聞ソウル特派員・ワシントン特派員、論説委員。高麗大学とスタンフォード大学留学。著書は『外交敗北』(講談社)など多数、安倍首相が「外交敗北」の言葉使用。最新刊は『半島動乱』(ビジネス社)。南北の工作活動を解明。朝鮮問題は国際問題の視点で。相手を国内問題と勘違いしない。

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