ジャンル 芸術の世界

早稲田校

浮世絵で楽しむ江戸の文化 先人からのメッセージ

  • 秋講座

深谷 大(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・09月30日 ~ 12月16日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/21, 10/28, 11/11, 11/18, 11/25, 12/02, 12/09, 12/16
コード 130416
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・浮世絵版画や絵巻・絵本を楽しんで鑑賞する「スキル」を身につける。
・浮世絵版画や絵巻・絵本の持つ「メッセージ」を読み解く力をつける。
・絵の中の文字を通して「くずし字の読解力」を身につける。

講義概要

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」は、喜多川歌麿らを売り出した、江戸の名出版プロデューサー・蔦屋重三郎(通称・蔦重)の物語です。
浮世絵は肉筆、版画(摺り物)、版本のさし絵など、様々な形態で伝わっています。浮世絵版画をさし絵に持つ絵本はマンガ・コミック本・劇画のルーツです。
この秋講座では、江戸のマンガ・コミック本のさし絵を皆様と読み解いてみたいと思います。絵の表現だけではなく、絵とともに記された文字にも注目することで、江戸時代の人々のメッセージを正確に受けとめるスキルを身につけます。江戸のマンガ・コミック本を読み解くことにより日本文化に触れるとともに、くずし字読解力も身につく講座です!

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 開講にあたって―江戸時代とは何か― 浮世絵を生んだ江戸時代について概説します。
2 10/07 浮世絵と出版文化―蔦屋重三郎を中心に― 江戸時代における浮世絵と出版文化、本屋さんの関係について説明します。
3 10/21 9月の風景(1)―菊・重陽の節句― 9月は菊月とも呼ばれます。菊の花にまつわる風景をのぞいてみます。
4 10/28 9月の風景(2)―秋祭り― 9月15日は神田明神のお祭り。天下祭りと呼ばれた秋祭りの光景を楽しみます!
5 11/11 10月の風景(1)―炬燵開き― 冬の暖房器具の代表格の炬燵は10月から使い始めました。炬燵開きの風景を見てみましょう!
6 11/18 11月の風景―歌舞伎の顔見世― 11月は歌舞伎の1年のはじまりです!
賑やかで華やかな光景を楽しみましょう!
7 11/25 12月の風景(1)―年の瀬と民間芸能(1)― 年の瀬に登場する寒念仏(かんねんぶつ)の姿をのぞいて見ます!
8 12/02 12月の風景(2)―年の瀬と民間芸能(2)― 年の瀬に登場する節季候(せきぞろ)の姿を見てみましょう!
9 12/09 12月の風景(3)―お蕎麦― 年末の食事といえばお蕎麦!
江戸のお蕎麦の世界に皆様を誘います。
10 12/16 まとめと展望 全体の講義のまとめをします。
年末から年始への風景を楽しみましょう!

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆毎回、講師所蔵の古美術品や古典籍を持参して皆様と鑑賞したいと思います。
◆2024年夏学期の講座の続編ですが、初めての方もご受講いただけます。

講師紹介

深谷 大
早稲田大学演劇博物館招聘研究員
東京都に生まれる。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)(早稲田大学)。専攻は江戸時代を中心とした日本文化(芸能・文学・美術)。横浜国立大学等で講師を務める一方、各種展覧会の企画・制作に携わり、テレビ・ラジオ番組に協力・出演している。著書に『岩佐又兵衛風絵巻群と古浄瑠璃』(ぺりかん社)、『さし絵で楽しむ江戸のくらし』(平凡社新書)などがある。
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