ジャンル 芸術の世界

早稲田校

【対面+オンラインのハイブリッド】F.ショパンの独自性にふれる

  • 秋講座

中島 卓郎(信州大学教授)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全3回 ・09月27日 ~ 10月25日
(日程詳細)
09/27, 10/11, 10/25
コード 130451
定員 41名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・ショパンを取り巻く社会と楽曲の関連について具体的に理解を深める。
・ショパンの語法の特性と美しさの関連について具体的に理解を深める。
・作曲家、研究者、演奏家等による言説、音源等を通して、楽曲のよさや美しさを味わう。

講義概要

本講座では、ピアノの詩人F.ショパンを取り上げます。各回のテーマに沿って、実際に楽曲を聴いたり、楽譜を投映し分析したりしつつ講義を進めます。作曲家、研究者、演奏家等による言説、音源等を通して、その芸術観や独自性に迫りたいと思います。やや専門的な内容となる部分もありますが、読譜に慣れていらっしゃらない方にも図式等を用いることでわかりやすく解説します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/27 ショパンを取り巻く社会と楽曲 当時のヨーロッパの社会情勢を概観するとともに、若くして祖国ポーランドを離れ、結果的に一度も故郷に帰ることができなかったショパンの心情を追います。そして、パリで人気を博したショパンの音楽の根底に流れる祖国への愛と強靭な精神性が、具体的にどのように楽曲に現れているかを探ります。
2 10/11 これがワルツ?マズルカ?ポロネーズ? 優美で華麗な曲調で知られるショパンは、ワルツ集をはじめとして様々なスタイルの楽曲を世に残しました。そのような中でもちょっと趣を異にしたもの、意表を突くものに焦点をあて、そこから見えるショパンの深い精神性や思想について迫りたいと思います。
3 10/25 ショパンらしさはどこから? イタリアのベル・カント様式に影響を受け、フランスのエレガントさを兼ね備えたショパンの楽曲の魅力はどこから来るのか、その秘密に迫ります。和声、装飾法、テンポ・ルバート、斬新なダンパーペダルの使用法などについて、実際の楽曲や音を用いて探っていきたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は11月8日(金)を予定しています。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。 対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆オンラインは、Zoomのウェビナー形式を使用しています。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。 
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。 
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。 
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。 
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。  
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)    【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

中島 卓郎
信州大学教授
ドイツ国立ベルリン芸術大学卒業、芸術学修士(武蔵野音楽大学)。尚美学園短期大学講師、昭和音楽大学講師を経て現職。文部科学省「学習指導要領の改善協力者(2006)」「教科書用図書検定調査審議会専門委員(2011)」、長野市文化芸術振興財団理事。全日本ピアノ指導者協会長野支部長。
現在の研究テーマは、「芸術楽曲の解釈と演奏法」をはじめ、「音楽と他分野(美術・文学)のかかわりに関する研究」「ドイツのギムナジウム上級段階における音楽科教育」「ドイツの音楽科における『生活や社会の中の音や音楽』に関する研究」など。
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