ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

「グローバル・サウス」と戦後日本経済発展の軌跡

  • 秋講座
  • オムニバス

小林 英夫(早稲田大学名誉教授)
植木 靖(日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・09月27日 ~ 12月06日
(日程詳細)
09/27, 10/04, 10/11, 10/18, 10/25, 11/08, 11/15, 11/22, 11/29, 12/06
コード 130228
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・「グローバル・サウス」の台頭による日本を取り巻く環境変化を理解する。
・日本と「グローバル・サウス」との経済連携を理解する。
・「グローバル・サウス」の経済発展における自動車産業の役割と日本への影響を考察する。

講義概要

「グローバル・サウス」の現状を、日本との関係と自動車産業の発展を軸に考察する。その際、「グローバル・サウス」と日本との関係を概観したうえで、世界の主要な自動車生産3地域(アジア・南米・アフリカ)に焦点を当てて、その現状を踏まえ、今後の趨勢を検討する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/27 「グローバル・サウス」とは何か 「グローバル・サウス」とは何を意味するのか、どのような国々をさすのか、その政治的経済的意味を解説し、具体的にどのような国々がそれに該当するのかを解説する。そして本講義では主に自動車産業をとり上げる。
2 10/04 日本経済発展のなかの「グローバル・サウス」 戦後の日本経済の発展を概観し、1980年代以降に焦点を絞りながら、日本と「グローバル・サウス」の国々との政治・経済・文化の関連を考察する。
3 10/11 「グローバル・サウス」の国々(1) タイの経済発展を自動車産業を軸に考察する。その際タイをめぐるサプライチェーンの拡大と高度化に向けた動きを紹介する。
4 10/18 「グローバル・サウス」の国々(2) インドネシアの経済発展を自動車産業を軸に考察する。その際インドネシアの産業発展の特徴をタイとの比較で考察する。
5 10/25 「グローバル・サウス」の国々(3) ベトナムの工業化の現状とキャッチアップに向けた課題を自動車産業を軸に考察する。
6 11/08 「グローバル・サウス」の国々(5) ラテンアメリカの自動車産業の発展をブラジルとメキシコに焦点を当てて考察する。
7 11/15 「グローバル・サウス」の国々(4) 「グローバル・サウス」の国々と日本のEVスタートアップ企業との連関を考察する。
8 11/22 「グローバル・サウス」の国々(6) アフリカの自動車産業の発展を南アフリカとモロッコに焦点を当てて考察する。
9 11/29 「グローバル・サウス」の国々(7) インドの工業化の現状を自動車産業を軸に考察する。
10 12/06 まとめ  

講師紹介

小林 英夫
早稲田大学名誉教授
1943年東京生まれ。東京都立大学法経学部卒業後、同大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・東京都立大学)。専門分野は、日本近現代史・東アジア史・産業史。著作に『昭和を作った男 石原莞爾、北一輝、そして岸信介』(ビジネス社)など。
植木 靖
日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員
博士(国際公共政策、大阪大学)。専門分野は開発途上国の工業化。公的研究機関で、東南アジアを中心とする開発途上国における産業開発の研究を担当。早稲田大学自動車・部品産業研究所等では、東南アジアの自動車産業に焦点をあてた調査を実施している。
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