ジャンル 文学の心
早稲田校
21世紀のノーベル文学賞
松永 美穂(早稲田大学教授)

曜日 | 火曜日 |
---|---|
時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全3回
・11月05日 ~
11月19日 (日程詳細) 11/05, 11/12, 11/19 |
コード | 130154 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 8,910 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,246 |
目標
120年以上の歴史を持つノーベル文学賞の概略を知り、世界文学の現在について考える。
講義概要
ノーベル文学賞は年々10月の発表時には注目を集めますが、どのような歴史があり、意義があるのか、考察する機会は少ないと思います。この授業では、これまでの受賞者リストなどを参照しつつ、特に21世紀に入ってからの受賞者の傾向などを見ていきたいと思います。最近は邦訳のない作家が受賞することも増えていますが、この授業が外国文学に触れ、親しむ機会となれば幸いです。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 11/05 | ノーベル文学賞を振り返る | 1901年以降のノーベル文学賞の受賞者リストを見つつ、第一次世界大戦前、大戦間、第二次世界大戦後など、歴史上の大きな出来事とノーベル文学賞がどのように関わっているかを考えてみましょう。 |
2 | 11/12 | 英語圏、ドイツ語圏の受賞者 | 21世紀に入ってからの受賞者のうち、英語圏とドイツ語圏に注目して個々の作家を紹介していきます。 |
3 | 11/19 | 女性の作家、マイナー言語の作家 | 1990年までのノーベル文学賞では、女性の受賞者は非常に少なかったのですが、最近の傾向はどうでしょうか? また、アジアやアフリカなど、従来受賞の少なかった地域から、どのような受賞者が出ているでしょうか? こうした観点から、21世紀に入ってからの受賞者を見ていきます。 |
講師紹介
- 松永 美穂
- 早稲田大学教授
- 東京大学大学院博士課程満期退学。専門はドイツ語文学。著書に『ドイツ北方紀行』『誤解でございます』『世界中の翻訳者に愛される場所』、翻訳にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(第54回毎日出版文化賞特別賞受賞)、ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』、ライナー・マリア・リルケ『マルテの手記』、ウーヴェ・ティム『ぼくの兄の場合』、アグラーヤ・ヴェテラニ『その子どもはなぜおかゆのなかで煮えているのか』など多数。