ジャンル 文学の心

早稲田校

永井荷風の日記『断腸亭日乗』を読む

  • 秋講座

中島 国彦(早稲田大学名誉教授)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・09月27日 ~ 11月29日
(日程詳細)
09/27, 10/04, 10/11, 10/25, 11/08, 11/15, 11/22, 11/29
コード 130105
定員 36名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・永井荷風の文学について親しむ。
・作品を読み込む方法を身につける。
・荷風の日記を通して時代を探究する。

講義概要

永井荷風が大正6年9月から死の前日まで書き続けた日記『断腸亭日乗』は、42年の間、時代を生々しく描き続けています。自身の日常、女性関係、日々の自然の姿、社会への批判など多彩な記述が見られます。膨大な日記が、このたび原本の通り、9冊の岩波文庫として刊行されることになりました。秋学期では、7月刊行の第一巻(大正6年から14年)、10月刊行の第二巻(大正15年から昭和3年)の2冊を手元に置き、その面白さをご一緒に確認していきたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/27 『断腸亭日乗』第一巻を読む・第1回 まず、『断腸亭日乗』の成立をたどります。その後、少しずつ作品の魅力を探っていきます。
2 10/04 『断腸亭日乗』第一巻を読む・第2回 作品の解読を続けます。
3 10/11 『断腸亭日乗』第一巻を読む・第3回 作品の解読を続けます。
4 10/25 『断腸亭日乗』第一巻を読む・第4回 作品の解読を続けます。
5 11/08 『断腸亭日乗』第二巻を読む・第1回 引き続き作品の解読を続けます。
6 11/15 『断腸亭日乗』第二巻を読む・第2回 作品の解読を続けます。
7 11/22 『断腸亭日乗』第二巻を読む・第3回 作品の解読を続けます。
8 11/29 『断腸亭日乗』第二巻を読む・第4回 作品の解読を続けます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は12月6日(金)を予定しています。

テキスト

テキスト
『断腸亭日乗(一)』(岩波文庫)(ISBN:978-4003600481)
『断腸亭日乗(二) 10月発売』(岩波文庫)(ISBN:978-4003600482)

講師紹介

中島 国彦
早稲田大学名誉教授
1946年東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。公益財団法人日本近代文学館理事長。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)、『漱石の地図帳―歩く・見る・読む』(大修館書店)、『森鷗外 学芸の散歩者』(岩波新書)等。

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