ジャンル 人間の探求

中野校

神と仏 1300年の愛憎関係 神仏習合から廃仏へ

  • 夏講座

宮澤 やすみ(神仏研究家、音楽家)

曜日 土曜日
時間 15:05~16:35
日程 全3回 ・07月06日 ~ 07月20日
(日程詳細)
07/06, 07/13, 07/20
コード 320520
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・神仏習合、神仏分離について理解を深める
・現代と近世以前で、社寺がどう変化したかを知る

講義概要

現代の感覚では想像しづらい神仏習合。神社境内に寺院が建ち、社殿に仏像が祀られました。なぜ神社に仏像があったのか。そしてなぜ破棄されたのか。その疑問を解くカギが「神仏習合」「神仏分離」です。奈良の古代王朝、明治の近代政権の思惑と、地域土着の信仰形態がせめぎあう。1300年を超える信仰の歴史と、神仏習合-分離のエピソードを、地形図や映像を交えてお話しします。破壊を免れ今に残る貴重な「神社の仏像」も映像でご紹介。いずれも各地の神社の基本からご紹介する入門講座です。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/06 古代の神と手を結んだ仏像 奈良・三輪山:原始信仰と十一面観音の交わり。伊勢、鹿島:神宮に祀られた仏像
2 07/13 奈良の都と八幡、春日 大仏と八幡神の蜜月関係から始まる神仏習合の時代。春日大社に見られる新たな信仰形態
3 07/20 救われた仏像たち-神社の仏像 神仏分離で散逸した仏像からみえる地域独特の信仰形態。各地の古社、大社での神仏分離のいきさつを時間の許す限りご紹介

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、7月27日(土)を予定しております。

講師紹介

宮澤 やすみ
神仏研究家、音楽家
1969年山口生まれ。立教大学卒。神仏習合、宗教民俗学の立場から幅広い分野で寺社仏像の魅力を伝える。小唄師範で音楽家としても活動する“歌う神仏研究家“。『仏像の光と闇』(水王舎)、『仏像”ここ見て”調査隊』(くもん出版)ほか仏像に関する著書多数。音楽作品に『時の水辺』『末法思想』などがある。

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