ジャンル 芸術の世界

早稲田校

もう一つの仏像鑑賞法   鎌倉時代の仏像を堪能する 運慶と快慶の鑑賞ポイント

  • 夏講座

村松 哲文(駒澤大学教授、禅文化歴史博物館長)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全2回 ・07月27日 ~ 08月03日
(日程詳細)
07/27, 08/03
コード 120479
定員 70名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・運慶と快慶の仏像様式の違いについて、見極められるようになることを目標とし、その相違を生み出した謎に迫ります。

講義概要

鎌倉時代は、仏像の歴史の中で頂点を迎えた時代といわれます。この時代に活躍したは慶派と称される仏師集団でした。歴史の教科書に必ず出てくる「運慶」と「快慶」という仏師が、鎌倉時代の仏像制作を牽引しました。
しかし二人の制作した仏像を鑑賞すると、同じ仏師集団に所属していても、仏像の雰囲気は違います。なぜこうした様式の差が生まれるのでしょうか。その謎を解くために、運慶と快慶の作例をできるだけ多く取り上げて解説します。運慶と快慶の仏像を充分に堪能し、鎌倉時代の仏像鑑賞を楽しみましょう。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/27 躍動する運慶の仏像 運慶の初期作品から黄金期の作品までを考察し、運慶が自らの芸術性を発揮していった流れを追っていきます。そして、いわゆる運慶様式について理解を深めていきます。
2 08/03 繊細な快慶の仏像 運慶に比べると、多くの作品を残した快慶。のちに「安阿弥様(あんなみよう)」と称される、繊細で理知的な仏像を作り出した快慶の心情について迫りたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆講義資料を毎回配付して、映像を鑑賞しながら授業を進めます。

講師紹介

村松 哲文
駒澤大学教授、禅文化歴史博物館長
1967年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学會津八一記念博物館を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。共著『すぐわかる東洋の美術』(東京美術)、『興福寺―美術史研究のあゆみ―』(里文出版)、単著『アイドルと旅する仏像の世界』(NHK出版)、『関東 会いに行きたい仏さま』(NHK出版)『駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門』(集英社新書)など。
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