ジャンル 芸術の世界

中野校

オトナの歌舞伎入門―はじめてでも深く楽しむ

  • 春講座

中村 義裕(演劇評論家、劇作・演出家、日本文化研究家)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全6回 ・04月15日 ~ 06月17日
(日程詳細)
04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 06/10, 06/17
コード 310402
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・「日本人の教養」としての歌舞伎を知ることができる
・体系的に「歌舞伎」を学び、楽しむことができる
・新しい「発見」がある
・初心者でもわかりやすい講座である

講義概要

なんとなく「敷居が高い」「いつかは…」と思っている日本の古典芸能「歌舞伎」。400年以上の歴史を重ね、今も時代と共に息づいています。本講座は「初心者」を主な対象とし、6回に分けて「歌舞伎の魅力」を体系的に、かつ具体的な演目を取り上げ、様々な角度からお話します。なるべく直近の話題も取り上げ、「今の歌舞伎」がどういうものかを具体的にご説明します。「難しいことを簡単に」という講師の方針のもと、歌舞伎には触れたことのない方、また、改めて知識を系統立てて整理したい方にはお勧めの講座です。これを機会に、「古くて新しい世界」へ第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/15 「令和の歌舞伎の担い手と今後の展望」 歌舞伎の世代交替が加速する中、若手の有望な俳優たちも出て来ている。しかし、昭和期からの歌舞伎への感覚とは明らかに違う感性を、これからの歌舞伎にどう活かすのか、または活かせるのか。
2 04/22 「『上方歌舞伎』と『江戸歌舞伎』」 もはや両者の違いは存在しない時代になったような感覚があるが、まだ一部には残っている。「上方歌舞伎」とは、「江戸歌舞伎」とは、具体的に何を指し、何が違うのかを検証する。
3 05/13 「『菅原伝授手習鑑』の世界」 歌舞伎の三大名作の一つとされる『菅原伝授手習鑑』。学問の神様、菅原道真公を主人公にした長編の魅力、見どころ、そこから見えて来るものについて、丁寧に説明する。
4 05/20 「名優たちの足跡」 「コロナ禍」を経て、歌舞伎も大きく変容した。平成期以降、名優と呼ばれる人々が、歌舞伎にどんな足跡を遺したのか、映像と共にその姿を観ると共に、演劇が時代と共に変容する姿を探る。
5 06/10 「歌舞伎とその他の演劇の関係」 一見関係がないようでも、歌舞伎は多くの芸能分野に多大な影響を与えている。それがどのように広がったのか、具体的な演目の事例と共に紹介し、歌舞伎という芸能の裾野の広さを解説する。
6 06/17 「歌舞伎舞踊の楽しみ〜邦楽の解説と共に」 歌舞伎は、芝居だけではなく、華やかな舞踊にも楽しみがある。有名な舞踊と、その伴奏音楽である「邦楽」をテーマに、実際に聴き比べをし、邦楽の豊かさを体験する。

講師紹介

中村 義裕
演劇評論家、劇作・演出家、日本文化研究家
1962年東京生まれ、早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。主な著書に『九代目 松本幸四郎』(2014年、三月書房)、『日本の伝統文化しきたり事典』(2014年、柏書房)、『歌舞伎と日本人』(2018年、東京堂出版)、『明治・大正・昭和・平成 芸能史事典』(2019年、東京堂出版)など。ウェブサイト「演劇批評」で多彩なジャンルの演劇批評を展開。最近は日本の伝統文化に幅を広げ、新たな視点での執筆や講演多数。

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