ジャンル 芸術の世界

中野校

歌謡曲はどのようにしてJ-POPとなったのか

  • 春講座

中川 右介(作家、編集者)

曜日 月曜日
時間 13:10~14:40
日程 全7回 ・04月15日 ~ 06月17日
(日程詳細)
04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/10, 06/17
コード 310414
定員 42名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 20,790
ビジター価格 受講料 ¥ 23,908

目標

・日本のポピュラーミュージックの歴史を振り返る
・音楽がどのように変化してきたかを知る

講義概要

1960年代後半、フォーク、ロックという新しい音楽が登場。70年代になると、ニューミュージックと呼ばれ、やがてJ-POPとなる。その歴史のなかで、エポックメイキングとなった楽曲、ミュージシャン、作詞家・作曲家などを取り上げ、何が新しかったのかを考察する。講座前半では、GSブームから音楽ジャンルの垣根の崩壊とニューミュージック登場。講座後半では沢田研二と山口百恵による歌謡曲とロックの融合、松本隆と松田聖子の革命、女性シンガーソングライターの活躍、テレビドラマとのコラボレーションについても解説する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/15 GSブームとフォーク、ロック ザ・タイガースに代表されるGSブームと並行して、フォーク、ロックが日本の音楽シーンに登場していた、1960年代末。レコード会社の再編、ステレオの普及、テレビの音楽番組の隆盛を背景に、新しい才能が登場してきた。
2 04/22 歌謡曲がフォーク、ロックを取り込む 1970年代前半、森進一の「襟裳岬」、布施明の「シクラメンのかほり」など、フォークのシンガーソングライターが歌謡曲の歌手に楽曲を提供したことで、ジャンルの垣根が崩壊していく。、
3 05/13 ニューミュージック登場 1970年代後半、ヒットチャートを賑わすのは、ニューミュージックと呼ばれるシンガーソングライターたちだった。
4 05/20 沢田研二と山口百恵 1970年代後半、歌謡曲の頂点にいた沢田研二と山口百恵の音楽はロックだった。両者の対決を軸にした70年代後半の音楽シーン。
5 05/27 松田聖子に集結した人びと 松本隆が詞を提供したことで、大瀧詠一、細野晴臣、松任谷由実などが松田聖子の楽曲に参加。アイドル歌謡曲が音楽の先端となり、CITY POPの先駆けとなる。
6 06/10 女性シンガーソングライターたち 松任谷由実、中島みゆき、竹内まりやなど、女性シンガーソングライターの活躍。
7 06/17 テレビドラマとのコラボ 1980年代後半、フジテレビの「月9」をはじめとするテレビドラマの主題歌に採用されることで、大ヒット曲が生まれていく。

講師紹介

中川 右介
作家、編集者
1960年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社アルファベータ代表取締役編集長として『クラシックジャーナル』、音楽家の評伝などを編集・発行(2014年まで)。映画、音楽、歌舞伎、歌謡曲などの著書多数。著書に『クラシック音楽の歴史』『不朽の十大交響曲』(角川ソフィア文庫)ほか多数。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店