ジャンル 芸術の世界

早稲田校

人間国宝柳家小三治の落語 ふれる味わう

  • 春講座

布目 英一(横浜にぎわい座館長チーフプロデューサー)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・04月04日 ~ 06月20日
(日程詳細)
04/04, 04/11, 04/18, 04/25, 05/09, 05/16, 05/23, 06/06, 06/13, 06/20
コード 110484
定員 36名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・落語の芸の仕組みを理解する。
・喜怒哀楽を通して笑いと感動を生み出す落語の魅力を味わう。
・落語家がどのように噺に取り組んでいるのかを学ぶ。

講義概要

口演映像を鑑賞し、柳家小三治の話芸を味わうとともに、その魅力がどのように生み出されているのか解き明かします。また、各演目の注意点や難解な点についても触れていきます。さらに自伝「どこからお話ししましょうか」の読解を通して、小三治の人生の歩みや一席の落語を仕上げていく過程と手法を把握します。日々、落語家と接している講師だからこそ知るエピソードも紹介致します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/04 明烏 世間知らずの若旦那の成長を描く名作を鑑賞します。
2 04/11 花見の仇討 花見で人々を驚かせる余興を考えついたものの、アクシデントだらけの展開となります。
3 04/18 出来心 新米のどじな盗っ人の失敗談です。
4 04/25 茶の湯 知ったかぶりの隠居が巻き起こす騒動を愉快に描きます。
5 05/09 小言念仏 小三治の十八番の一つ。人間の本性を笑いに化して伝えます。
6 05/16 宗論 親子の対立をほほえましく描きます。
7 05/23 提灯屋 追い込まれると正常な判断ができなくなる様子を伝える一席です。
8 06/06 素人鰻 酒を飲むと本性が現れる鰻割きの職人の悲しさと、それに振り回される人々の様子を描きます。
9 06/13 青菜 夏の情景が浮かび上がってくる小三治ならではの一席です。
10 06/20 厩火事 夫婦の真の愛情とはと考えさせられる演目です。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は2023年度秋講座の続編ですが、各回とも独立した内容で講義を進めますので、本講座からのご参加でも支障なく受講できます。
◆3/8(金) 10:00より本講座の無料体験会を早稲田校で実施します。
◆体験会お申し込みはこちらから。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/63027/

備考

※講師都合により5/30は休講になります。補講は6/20に行います。

テキスト

テキスト
『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』(岩波書店)(ISBN:978-4000613798)

講師紹介

布目 英一
横浜にぎわい座館長チーフプロデューサー
日本芸術文化振興会「文化デジタルライブラリー大衆芸能編寄席」監修執筆。NHKDVD「日本の話芸特選集」、「特選落語名人寄席」(キングレコード)、「昭和浪曲名演集」(日本コロムビア)の解説、「落語登場人物事典」(白水社)の執筆。国立演芸場「浪曲展」監修執筆。文化庁芸術祭、芸術選奨など文化庁の各種委員歴任。
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