ジャンル 現代社会と科学

八丁堀校

宇宙とは何ものなのか―現代宇宙論の最前線

  • 冬講座

松原 隆彦(高エネルギー加速器研究機構教授)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・01月20日 ~ 02月24日
(日程詳細)
01/20, 01/27, 02/03, 02/17, 02/24
コード 240729
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・これまでにどのようにして人類の宇宙像が広がってきたかを学ぶ
・現代宇宙論の描き出す宇宙の全体像を学ぶ
・時間的および空間的な極限における宇宙がどうなっているのかを想像する

講義概要

宇宙全体の姿はどういうものなのか、宇宙はどのようにして存在しているのか、また、観測できる宇宙の先には何がありそうなのか、など、人間にとって根本的な疑問についてどこまで現代宇宙論が明らかにしているのかの概要を全5回でお話しします。数式は極力用いず基本的な考え方に焦点を当て、現代宇宙論の描き出す宇宙の全体像を把握できるように説明します。まだ科学的には十分明らかになっていない未知の宇宙がどうなっていそうなのかについても想像を交えて触れます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/20 宇宙像の広がり 歴史的に人類はこれまでどのような宇宙の全体像を描いてきたのかを学びます
2 01/27 宇宙の誕生から終焉まで 現代宇宙論が明らかにした宇宙の始まりから終わりまでについて何がわかっているのかを学びます
3 02/03 時間と空間の物理学 現代宇宙論を支える理論の大きな柱である相対性理論の概略を紹介します
4 02/17 観測的宇宙論 宇宙の全体像を観測によって明らかにする人類の営みについて学びます
5 02/24 宇宙とは何ものなのか 目に見える宇宙だけが宇宙ではないという可能性について言及します

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、3月2日(土)を予定しています。
◆2023年度春学期に開講した講座「宇宙に果てと外側はあるか」の内容と重複するところもありますが、前回よりも宇宙論に関する内容を掘り下げます。

講師紹介

松原 隆彦
高エネルギー加速器研究機構教授
高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授.博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。主な研究分野は宇宙論。日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞。著書は『現代宇宙論』『宇宙論の物理 上・下』(東京大学出版会)、『宇宙に外側はあるか』『宇宙のかたち』(光文社新書)、『宇宙の誕生と終焉』『私たちは時空を超えられるか』(SBクリエイティブ)、『文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る』(山と渓谷社)、『なぜか宇宙はちょうどいい ーこの世界を創った奇跡のパラメータ22』(誠文堂新光社)など多数。
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