ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

平安貴族と摂関政治

  • 冬講座

古瀬 奈津子(お茶の水女子大学名誉教授)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全2回 ・03月01日 ~ 03月08日
(日程詳細)
03/01, 03/08
コード 340227
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・平安時代の貴族の日記を読解する力を身につける。
・日本文化の成立過程に対する理解を深める。

講義概要

近年、摂関期の代表的な政治家である藤原道長について、新たな見方が示されている。すなわち、道長とそれ以前では摂関への権力集中度が異なるというものである。この時代を研究するための史料としては、まず当時の貴族が書いた日記が挙げられる。本講義では当該期の代表的な日記である藤原道長の『御堂関白記』、藤原行成の『権記』、藤原実資の『小右記』、源経頼の『左経記』などの日記を取り上げて、政治の流れや摂関政治のシステムなどについて読み解きながら、藤原道長の位置づけを検討したい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 03/01 藤原道長の登場 一条天皇時代の政治について、藤原行成の『権記』や藤原道長の『御堂関白記』などを読みながら、一条天皇と藤原道長の関係に注目して見ていき、摂関政治の確立過程およびその仕組みを明らかにしたい。
2 03/08 藤原道長と摂関政治 藤原道長の『御堂関白記』や藤原実資の『小右記』などを読み、藤原道長の政治についてその特徴と意義について明らかにしたい。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:『摂関政治』古瀬奈津子著(岩波書店)をお読みいただくとより理解が深まります。

講師紹介

古瀬 奈津子
お茶の水女子大学名誉教授
お茶の水女子大学、国立歴史民俗博物館などを経て、お茶の水女子大学に着任し、現在名誉教授。専門は日本古代史。中でも、貴族の日記を読み解く平安時代史や、日本の特徴を明らかにする日唐比較研究などに関心がある。著作に『日本古代王権と儀式』(吉川弘文館)や『シリーズ日本古代史⑥摂関政治』(岩波書店)などがある。

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