ジャンル 提携・協力講座

早稲田校

熊野詣と庶民の巡礼道 ~熊野古道世界遺産登録20周年プレ記念講座~

  • 秋講座
  • オムニバス

池田 雅之(早稲田大学名誉教授)
櫻井 治男(皇學館大学名誉教授)
町田 宗鳳(広島大学名誉教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全3回 ・12月02日 ~ 12月16日
(日程詳細)
12/02, 12/09, 12/16
コード 130001
定員 130名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 4,950
ビジター価格 受講料 ¥ 5,692

講義概要

2024年は熊野古道世界遺産登録20周年。聖地巡礼ブームが再び起ころうとしています。いにしえから今日に至るまで、なぜ人びとは聖地をめざし、熊野古道を歩いてきたのか ? 二大聖地伊勢と熊野を結ぶ伊勢路を中心に、歴史、風土、信仰など熊野古道のもつ魅力について三人の講師がそれぞれの独自の視点から語ります。近年、欧米人の来訪者も増えている熊野古道。熊野の信仰と歴史に触れながら、熊野古道伊勢路の世界的な魅力の秘密にも迫ります。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 12/02 伊勢から熊野へ ― 熊野古道伊勢路を行く―(講師:池田 雅之) かつて多くの人々が訪れ「蟻の熊野詣」と評された熊野三山。なぜ日本人は熊野を目指すのか。そしてなぜ熊野古道へと向かうのか。伊勢の神宮から熊野へつながる伊勢路の今昔と信仰を辿り、熊野の謎とその魅力について語ります。
2 12/09 味な熊野詣 ― 伊勢路の祭り文化と食 ―(講師:櫻井 治男) 伊勢路の多彩な祭りは地域の生活そのものです。色鮮やかな大漁旗、奇抜な祭り衣装、厳しい「物忌み」習俗など海辺の特徴が表れています。更にハレの「食」が楽しさを際立たせます。祭り文化を通し一味違う熊野詣を体験してください。
3 12/16 太陽と海と巨樹(講師:町田 宗鳳) 伊勢から熊野ヘ熊野灘沿いに続く伊勢路からは、古代日本人が抱いていた太陽信仰の系譜が伺えます。精神が疲弊した現代人の復活力を手に入れるヒントが秘められている伊勢路の謎を探ります。

備考

◆本講座は、(一社)東紀州地域振興公社の協力講座です。

講師紹介

池田 雅之
早稲田大学名誉教授
専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『小泉八雲 日本美と霊性の発見者』(角川ソフィア文庫)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)、『熊野から読み解く記紀神話』(扶桑社新書)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影Ⅱ』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。

櫻井 治男
皇學館大学名誉教授
1949年京都府生まれ。皇學館大学大学院文学研究科修了。博士(宗教学)。専門は宗教社会学・祭祀祭礼研究。著書に、『地域神社の宗教学』 (弘文堂)、『神道の多面的価値』(皇學館大学出版部)など。2018年南方熊楠賞受賞(人文の部)。
町田 宗鳳
広島大学名誉教授
1950年京都市生まれ。幼少のおり、キリスト教会に通う時期もあったが、ふとしたことから14歳で出家。以来20年間、京都の臨済宗大徳寺で修行。 34歳のとき寺を離れ、渡米。のちハーバード大学神学部で神学修士号および、 ペンシルバニア大学東洋学部で博士号を得る。専門は、比較宗教学・比較文明学。
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