ジャンル 現代社会と科学
中野校
ウクライナから見たロシア、ロシアから見たウクライナ論
西谷 公明(エコノミスト)
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曜日 | 水曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全3回
・02月07日 ~
02月21日 (日程詳細) 02/07, 02/14, 02/21 |
コード | 340710 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 8,910 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,246 |
目標
・ロシア、ウクライナという国に対する理解を深める。
・私たちが生きている世界についての理解を深める。
講義概要
ロシア・ウクライナ戦争の根源はいったいどこにあるか。あるいは、そもそもウクライナとはどういう国なのか。ロシアとウクライナはこの先、どうなっていくのか。そして、この戦争はどのようにして終わるのか。こういった主題について、偶然にも仕事を通じてスラブのふたつの兄弟国と長く関わって過ごすことになった私自身の経験と、エコノミストとしての視点からわかりやすく紐解く。私が知るロシアとウクライナの30年を振り返りつつ、また時にビジネスにおける苦労談や失敗談も交えつつ、この戦争が問う意味とその奥行きを受講者の皆さんとともに照らしてみたい。最後に、私たちはどのような世界を生きているかについても考えたい。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 02/07 | ウクライナ、政治的一体性を欠いた独立 | ソ連崩壊とウクライナ独立〜ルーブルとの訣別、通貨発行〜ロシアとの確執、危うい政治バランス〜クリミアと黒海艦隊の帰属問題〜ドンバスの変心とガリツィアの不安〜内包する矛盾、政治意識のちがい〜キーウ・ルーシは誰のものか〜コザック国家とモスクワ公国〜ロシア帝国の形成と西ウクライナの歴史 |
2 | 02/14 | ロシア、彷徨えるアイデンティティ | ロシアから見たウクライナ〜ソ連崩壊とロシア人のアイデンティティ〜資源大国ロシアの復活〜強大であること、すなわち善〜ロシアと西側〜モンゴルの支配とルネサンス〜猛々しい野性、広大なる未成熟国家〜ロシア領土の特殊性〜オレンジ革命からジョージア戦争へ〜遠ざかる冷戦後 |
3 | 02/21 | 歴史は4度繰り返すか | マイダン革命の真実〜クリミア併合からドンバス内戦へ〜大ロシア主義の亡霊〜ロシアに勝たせてはならない〜国力の比較〜ロシア経済の耐性〜ウクライナ経済の実情〜ロシア敵視でまとまる国民〜「与えられた独立」から「勝ち取った独立」へ〜西側支援が途絶える日〜強さが試されるのは停戦後 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、2月28日(水)を予定しています。
講師紹介
- 西谷 公明
- エコノミスト
- エコノミスト、時事通信社内外情勢調査会講師。早稲田大学大学院経済学研究科修了。87年、長銀総合研究所入社。92年ウクライナ最高会議経済改革管理委員会メンバー、96年在ウクライナ日本大使館専門調査員。99年トヨタ自動車入社。2004‐09年ロシアトヨタ社長を務めた後、欧州本部BRロシア室長などを歴任。12年より国際経済研究所取締役・理事。2018年7月、独立。著書に『ユーラシア・ダイナミズム-大陸の胎動を読み解く地政学』『ロシアトヨタ戦記』『ウクライナ 通貨誕生-独立の命運を賭けた闘い』など。