ジャンル 人間の探求

中野校

神社の仏像 時代に翻弄された神仏のストーリー

  • 冬講座

宮澤 やすみ(神仏研究家、音楽家)

曜日 土曜日
時間 15:05~16:35
日程 全3回 ・01月13日 ~ 02月03日
(日程詳細)
01/13, 01/27, 02/03
コード 340505
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・神仏習合、神仏分離について理解を深める
・現代と近世以前で、社寺がどう変化したかを知る

講義概要

現代の感覚では想像しづらい「神社で祀られた仏像」の存在。しかし、かつての日本では当たり前でした。明治の神仏分離によって失われた神社の仏像。そのいくつかは破却を免れ、ひっそりと現代に伝わり、令和の今再び注目されています。なぜ神社に仏像があったのか、なぜ明治になって破棄されたのか。地域限定の特殊な信仰形態など、意外と知られていない神仏習合と分離のエピソードを、映像を交えてお話しします。日本の歴史の約一千年間が神仏習合時代であり、その様子を学ぶことで日本をより深く理解する足がかりとなります。いずれも各地の神社の基本からご紹介する入門講座です。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/13 三輪山の十一面観音 古代ヤマト王権の拠点であった三輪山。神仏習合と分離で翻弄される十一面観音。神仏習合/分離の基本もおさらい。
2 01/27 鹿島神宮、香取神宮の仏像 朝廷の東国出先機関ともいえる鹿島と香取。かつてここに祀られ、そして棄てられた仏像の今。
3 02/03 京の神社の仏像、地域信仰と仏像 京都・北野天満宮や八坂神社にまつわる神仏習合と仏像、各地の古社大社の信仰と仏像を時間の許す限り紹介。

備考

講師の都合により日程が変更になりました。第2回を1月27日、第3回を2月3日に行います。パンフレットに記載の内容と変更になっているためご注意ください。

講師紹介

宮澤 やすみ
神仏研究家、音楽家
1969年山口生まれ。立教大学卒。神仏習合、宗教民俗学の立場から幅広い分野で寺社仏像の魅力を伝える。小唄師範で音楽家としても活動する“歌う神仏研究家“。『仏像の光と闇』(水王舎)、『仏像”ここ見て”調査隊』(くもん出版)ほか仏像に関する著書多数。音楽作品に『時の水辺』『末法思想』などがある。

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