ジャンル 文学の心
早稲田校
永井荷風の作品を読む、『ふらんす物語』『腕くらべ』『濹東綺譚』
中島 国彦(早稲田大学名誉教授)

曜日 | 金曜日 |
---|---|
時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全8回
・09月29日 ~
12月01日 (日程詳細) 09/29, 10/06, 10/13, 10/20, 11/10, 11/17, 11/24, 12/01 |
コード | 130105 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・永井荷風の文学について親しむ。
・小説作品を読み込む方法を身につける。
・それぞれの作品の特色を理解し、比較していく。
講義概要
春学期は、永井荷風の日記『断腸亭日乗』を読みました。秋学期では荷風の代表作を3冊取り上げ、その魅力を分析します。荷風の作品を読んでこなかった方にも、その魅力がどこにあるのかを理解していただけるよう工夫したいと思います。3作とも文庫本で読めますが、新しく用意なさる場合は、いずれも岩波文庫をおすすめします。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 09/29 | 『ふらんす物語』を読む・第1回 | 『ふらんす物語』の成立をたどります。荷風の外遊時代を振り返り、その心情がどう作品につながっているのかを分析しましょう。 |
2 | 10/06 | 『ふらんす物語』を読む・第2回 | 作中の短編をいくつか分析します。 |
3 | 10/13 | 『ふらんす物語』を読む・第3回 | 「放蕩」をていねいに読み込みます。 |
4 | 10/20 | 『ふらんす物語』を読む・第4回 | この作品の意味をまとめます。 |
5 | 11/10 | 『腕くらべ』を読む・第1回 | 江戸趣味と荷風作品の関係を探ります。 |
6 | 11/17 | 『腕くらべ』を読む・第2回 | 荷風がこの作に込めた意味を分析します。 |
7 | 11/24 | 『濹東綺譚』を読む・第1回 | 見事な構成を辿って、この作の完成度を確かめます。 |
8 | 12/01 | 『濹東綺譚』を読む・第2回 | 荷風の見事な小説技法を確認します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は12月8日(金)を予定しています。
講師紹介
- 中島 国彦
- 早稲田大学名誉教授
- 1946年東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。公益財団法人日本近代文学館理事長。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)、『漱石の地図帳―歩く・見る・読む』(大修館書店)、『森鷗外 学芸の散歩者』(岩波新書)等。