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ラヴェルの生涯と名曲 第一次世界大戦前まで

  • 夏講座

井上 さつき(音楽学者)

曜日 月曜日
時間 10:30~12:00
日程 全6回 ・07月04日 ~ 09月05日
(日程詳細)
07/04, 07/11, 07/25, 08/01, 08/29, 09/05
コード 720411
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・1870年普仏戦争以降の「フランス音楽のルネサンス」と呼ばれる時代の中で、ラヴェルがどのような位置を占めていたのかを複合的に理解することです。

講義概要

フランスの作曲家モーリス・ラヴェル(1875-1937)の代表的な作品を時代順に取り上げ、さまざまな角度から分析します。近代フランスの社会状況や文化全体を視野に入れながら、ラヴェルの特質を探ります。今期は第一次世界大戦前までを中心に扱います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/04 《亡き王女のためのパヴァーヌ》: パリ音楽院での日々 ラヴェルがパリ音楽院作曲科在学中に作曲した《亡き王女のためのパヴァーヌ》は、ピアノ独奏曲としても、オーケストラ編曲でも、広く親しまれています。第1回はこの作品に至るまでのラヴェルの生涯と時代背景を概観します。
2 07/11 《水の戯れ》:国民音楽協会とラヴェル 革新的な音楽書法で書かれたピアノ曲《水の戯れ》はラヴェルの傑作として知られています。この作品が初演された国民音楽協会は、フランス音楽史において重要な役割を果たした組織でした。
3 07/25 弦楽四重奏曲:作曲のローマ賞コンクール挑戦の裏側で 弦楽四重奏曲はラヴェルの最初の重要な室内楽作品です。ラヴェルはみずみずしい感性と色彩感にあふれたこのような作品を作曲する一方で、毎年、作曲のローマ賞コンクールに挑戦して苦い思いを繰り返していました。
4 08/01 《スペイン狂詩曲》:ドビュッシーとの複雑な関係 《スペイン狂詩曲》はラヴェル存命中に出版された作品としては初の大規模な管弦楽作品で、ラヴェル好みの「スペイン」と「踊り」という二大要素が組み込まれています。この作品の第3曲は以前に作曲された二台ピアノのための〈ハバネラ〉が組み込まれていますが、その裏にはドビュッシーとの複雑な関係がありました。
5 08/29 《マ・メール・ロワ》:独立音楽協会とラヴェル 《マ・メール・ロワ》はおとぎ話に基づく5つの小曲からなるピアノ連弾曲です。ラヴェルはこの作品を、新たに立ち上げた独立音楽協会の第1回演奏会で初演しました。独立音楽協会とはどのような組織だったのでしょうか。
6 09/05 《ダフニスとクロエ》:ディアギレフとバレエ・リュス 《ダフニスとクロエ》はラヴェルがバレエ・リュスを率いるロシアの興行師ディアギレフの依頼を受けて作曲したバレエ音楽です。第一次世界大戦前、センセーショナルな成功を収めていたバレエ・リュスとラヴェルの関係を探ります。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、9月12日(月)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

講師紹介

井上 さつき
音楽学者
東京藝術大学楽理科卒、同大学院修了(論文博士)。パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了。今年3月まで愛知県立芸術大学音楽学部教授を務める。明治学院大学文学部、東京藝術大学音楽学部、愛知県立芸術大学非常勤講師。専門は、近代フランス音楽史と日本の洋楽器受容史。主著に『パリ万博音楽案内』(1998)、『音楽を展示する―パリ万博 1855-1900』(2009)、『フランス音楽史』(共著、2010)、『日本のヴァイオリン王―鈴木政吉の生涯と幻の名器』(2014)、『ラヴェル(作曲家・人と作品シリーズ)』(2019)、『ピアノの近代史―技術革新、世界市場、日本の発展』(2020)『音楽と越境―8つの視点が拓く音楽研究の地平』(監修・共著、2022)他。
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