ジャンル 芸術の世界

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【無料体験講座】日本中世の仏師を考える

根立 研介(京都大学名誉教授、公益財団法人美術院理事長)

曜日 土曜日
時間 11:00~11:30
日程 全1回 ・03月05日 ~ 03月05日
(日程詳細)
03/05
コード 749024
定員 200名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 0
ビジター価格 受講料 ¥ 0

目標

・日本中世の仏像制作者の実情をより広い視野から理解する。
・運慶ら中世仏師の事績を追うことで、彼らの作品理解を深める。
・当時の人々が仏師たちに何故仏像を造らせたのかを知ることで、仏像鑑賞の理解を深める。

講義概要

日本では、仏像製作者を一般に仏師と呼んでいる。仏師は、飛鳥時代から奈良時代までは俗人の工人たちであったが、平安時代に入ると寺院工房に吸収されたりして、俗人から僧籍を有するものが多くなったとみられる。ところが、摂関期も10世紀末に入ると、大規模な私工房を構え、天皇や摂関家などの権門の造仏を盛んに行い、さらに本来高僧に与えられてきた僧綱位を有する特権的な仏師が出現する。このことは新たな性格の仏師の誕生を意味し、ここでは彼らを中世的な性格を有する仏師として見ていきたい。この講義では、こうした性格を有する定朝や運慶、快慶などの中世の主要仏師の活動を概観しながら、中世仏師の実態を解明していきたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 03/05    

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆Zoom ウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆本講座の有料講座は以下のURLより確認ください。https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/55021/
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

備考

・会員以外の方が無料講座をお申し込みされる場合は、ビジターとしてお申し込みください。

講師紹介

根立 研介
京都大学名誉教授、公益財団法人美術院理事長
文化庁文化財調査官なども経験し、各地の文化財を調査する。専門は、日本彫刻史。特に仏像制作者である仏師研究や肖像彫刻研究などに成果を挙げる。著書に『日本中世の仏師と社会』などがある。また、『日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代造像銘記篇』の編纂などにも関わり、日本彫刻史の基礎資料集の刊行にも尽力している。
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