ジャンル 芸術の世界

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音楽の危機 ― 「集まって聴く」ことの歴史と未来

  • 秋講座
  • 資料配付

岡田 暁生(京都大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:00~16:30 ※途中30分間の休憩をはさみます。
日程 全2回 ・10月02日 ~ 10月16日
(日程詳細)
10/02, 10/16
コード 730414
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・「集まって音楽を聴く」営為の歴史とその文化史的意味を理解する
・「集まって聴く」以外の音楽体験の可能性を考える
・ライブ音楽と録音音楽の決定的違いを理解する

講義概要

コロナ禍により赤裸々になったのは「集まる」という営為がいかに深く人間存在に結びついているかということであった。コンサート/ライブもまた、例えば一緒に酒を飲む、一緒にスポーツ観戦をするといった「集い」の営為の一つであり、音楽とは「ただ音楽を聴ければいい」というものではないことを痛感した人も多いだろう。本講座ではコンサートというものが、万博やオリンピック等と並び、「近代」が産みだした制度の一つであったことを理解し、同時にコンサート以外の音楽を聴く形式の可能性について考える

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/02 コンサートと「みんなで市民になる夢」 ― 音楽とオリンピックとシンクロ・システムと コロナ禍がもたらした「集いの不能」の芸術史的な意味を問い、同時に19世紀から21世紀に至る文化史の中で、コンサートがもっていた社会機能の歴史を辿る。
2 10/16 コンサート以外の音楽の聴き方の可能性を考える 既にコロナ以前から長らく、ライブで音楽を聴く習慣は衰退の一途を辿ってきた。それは録音音楽メディアの仮想的な簡便化の恩恵であったわけだが、当然ながら失ったものは大きい。ここではまず録音音楽と「音楽」の決定的な違いについて理解し、同時にコンサート以外でライブで音楽を聴くことの可能性を問う。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、10月30日(土)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

講師紹介

岡田 暁生
京都大学教授
1960年、京都府生まれ。音楽学者、京都大学人文科学研究所教授。大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学、1991年までミュンヘン大学およびフライブルク大学に留学。2001年に『オペラの運命』でサントリー学芸賞受賞、2009年に『ピアニストになりたい!』で芸術選奨新人賞、『音楽の聴き方』で吉田秀和賞受賞。十九世紀のオペラおよびピアノ音楽の研究から出発し、近年ではジャズ史とも取り組んでいる。近刊に『モーツァルト』(ちくまプリマ―新書)およびコロナ時代の音楽を論じた『音楽の危機』(中公新書)が話題を呼んだ。
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