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「幕末明治土佐学講座」新しい地方の登場 ~廃藩置県と土佐人~

  • 秋講座
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高木 翔太(高知県立高知城歴史博物館学芸員)
渡部 淳(高知県立高知城歴史博物館館長)
今井 章博(土佐史談会副会長)
中村 茂生(高知近代史研究会会長)
矢木 伸欣(宿毛市立宿毛歴史館館長)

曜日 土曜日
時間 15:30~17:00
日程 全5回 ・11月13日 ~ 12月11日
(日程詳細)
11/13, 11/20, 11/27, 12/04, 12/11
コード 730002
定員 100名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,500
ビジター価格 受講料 ¥ 6,325

目標

明治政府が設置した県とは、江戸時代の藩とは勿論のこと、戦後の県令・知事とも異なる政治機構でした。廃藩置県の概要と歴史的意義を知り、戦前の県令・知事の足跡を辿ることによって、我々は、コロナ禍の後、現在の地方を考える上で様々な示唆を得ることと考えます。

講義概要

今から150年前、大名が治めていた国「藩」が廃止され、中央政府によって、全国に「県」が設置されました。第1回目の講義では四国の廃藩置県の過程と諸問題を概観し、第2回目の講義以降は、高知県あるいは他県の県令・知事を務めた士分の違う土佐人を紹介します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 11/13   【四国の廃藩置県】高木 翔太氏

維新に貢献して一藩一県の道を歩んだ高知、小藩分立の伊予八藩から府県統廃合を繰り返して設立した愛媛、廃藩置県前に稲田騒動などの混乱を招きつつ淡路島が分離されてしまった徳島、二度も廃止され最後に設立された香川。四国各県のそれぞれの廃藩置県、その後の府県統廃合の歴史を紹介し、廃藩置県が四国という地方に与えた影響をふり返ることを目的とします。
2 11/20   【最後の土佐藩主山内豊範】渡部 淳氏

土佐藩最後の藩主16代豊範は、幕末期には前藩主豊信(容堂)の影にあって、印象の薄い藩主かも知れません。しかし維新後、高知藩知事として、藩内外で積極的に政治活動を展開、その動きが廃藩置県の断行等にも影響を与えたと言われています。講座では、主に維新後に焦点をあて、山内豊範の生涯を紹介します。
3 11/27   【後藤象二郎の大同団結運動は大政奉還の幻影だった】今井 章博氏

1868年から1870年まで2代目大阪府知事(府事管理)を勤めた後藤象二郎。大政奉還以降は民選議院の設立建白の他は、政治の大舞台にたつことはなかったのですが、三代事件建白運動の行き詰まりから、後藤の担ぎ出しが始まりました。後藤もまんざらではなく、大同団結運動の先頭に立ちますが、後藤自身も取り巻きも、大政奉還の再現を想起したものでした。政府もその幻影に怯え、とうとう内閣入閣を余儀なくさせられました。
4 12/04   【石田英吉-ある海援隊士の一身二生~志士は如何にして官僚となったか~】中村 茂生氏

明治初期の政治家・官僚の大半は、幕末には志士として活動した人物です。秋田県、高知県などの知事を歴任し、地方官として明治の日本を支えた石田英吉も、天誅組の変、禁門の変、長州戦争と常に最前線にたったいわば歴戦の有志でした。一見武闘派の石田が、明治以降、武力蜂起の誘いにものらず、一官僚として生涯をまっとうしたのはなぜか。歴史の表舞台を支えた人物に着目することで、幕末・明治を見る新たな視座を得ます。
5 12/11   【地方長官を歴任した宿毛の人物群像~新時代をむかえた日本各地で陣頭指揮を執った宿毛の4人~】矢木 伸欣氏

宿毛は明治維新を契機に多くの人材を輩出した地域ですが、その中には4人の地方長官がいます。北海道庁長官として札幌、旭川の開発にあたった岩村通俊、高知県の参事として初期高知県政の鎮静化を図った林有造、愛媛県民から民権県令と慕われた岩村高俊、大江卓は横浜で起きたマリヤ・ルス号事件を神奈川権令として解決しました。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

備考

◆本講座は、高知県(コディーネーター:一般社団法人高知サマサマCCRCセンター)の協力講座です。

講師紹介

高木 翔太
高知県立高知城歴史博物館学芸員
1987年大分県生まれ。別府大学大学院文学研究科博士前期課程修了後、大分県立公文書館で勤務。別府大学でアーカイブズ学の非常勤講師を兼務しつつ、高知県立高知城歴史博物館開館時に学芸員として転職。専門分野は日本近代史、主に自由民権運動など。
渡部 淳
高知県立高知城歴史博物館館長
1962年大分県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。専門分野は日本近世史。著書に『検証・山内一豊伝説』(講談社現代新書)、論文に「豊後国元禄国絵図の村について」(日本歴史)、「九州筑紫・松浦領における豊臣刀狩令の年紀比定」(日本歴史)など。
今井 章博
土佐史談会副会長
1955年高知生まれ。関西大学経済学部卒業後、高知市役所勤務。高知市立自由民権記念館学芸係で企画展を担当する。退職後『土佐史談』に幕末にジョン万次郎が薩摩に招かれた背景を考察した「薩摩藩の萬次郎招聘について」を発表し、平尾学術奨励賞を受賞する。現在土佐史談会副会長。
中村 茂生
高知近代史研究会会長
1964年高知生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学文学
研究科博士課程後期課程単位取得退学。修士(文学・立教大学)。専門分野は、文化人類学。編著に、『石田英吉年譜』(安田町教育委員会)などがある。
矢木 伸欣
宿毛市立宿毛歴史館館長
1970年神奈川県生まれ。高知大学教育学部卒業後、宿毛市立宿毛歴史館勤務。2014年より現職。明治以降多くの人材を輩出した宿毛の歴史を内外に広く紹介する博物館づくりに努め、県内各博物館との連携も強化している。
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