ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

アメリカ政治を知る アメリカ政党政治の変貌とトランプ政権の意味

  • 秋講座
  • 資料配付

今村 浩(早稲田大学教授)

曜日 月曜日
時間 13:00~14:30
日程 全8回 ・09月27日 ~ 11月29日
(日程詳細)
09/27, 10/04, 10/11, 10/18, 10/25, 11/01, 11/15, 11/29
コード 130794
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・アメリカ合衆国の国家構造と政治制度、大統領選挙の制度を知る。
・近年のアメリカ政党の変貌とトランプ政権の位置づけを知る。
・民主政治における政党の役割を考える。

講義概要

アメリカは、様々な意味で、我が国とは異質の国である。わけても、彼の国の政治制度は、日本のそれと異なるばかりか、実は世界でも一風変わっている。それは、世界最古のデモクラシーたるアメリカの時代的制約から来ると共に、日本国家の構成原理とは正しく対照的な、アメリカ合衆国という国家の構成原理の特異性の反映でもある。本講座では、とりわけ、大統領の選出制度と政党について、その起源から変遷を辿り、丁寧に解説したい。また、我が国以上に困難な憲法改正を積み重ねてきた歴史を振り返り、憲法改正を考える一助としたい。トランプ政権の政策は、あまりにも個性的な大統領その人に由来するものと解されがちであった。しかし、必ずしもそうではない。アメリカの保守―リベラルの対立軸上にトランプ政権を位置付けてみたい。予め授業計画に明示はしないが、アメリカ政治情勢については、適宜解説する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/27 アメリカとアメリカ政治を知る意味 自分の国の政治制度についても完璧な知識がないのに、なぜ外国の政治や選挙制度の委細を知らねばならないのか。この、ある意味当然の疑問に、私なりの回答をしてみたい。
2 10/04 合衆国憲法の概要 1 連邦制と権力の分離 アメリカ合衆国の政治制度は、日本人の目にはかなり異様に映る。実は、世界基準から見てもかなり変わっていて、ヨーロッパから見てもそうなのだ。その他に、分かりにくい原因としては、日本人には連邦国家という国家形態になじみがないこと、アメリカ合衆国が世界最古の民主国家であり、日本では江戸時代の18世紀にできた制度の骨格を、未だに維持していることも見逃せない。
3 10/11 合衆国憲法の概要 2 選挙制度と司法審査の起源 連邦公選職の選挙制度を概観し、違憲審査権の起源を知る。
4 10/18 アメリカ政党の形成と変容 アメリカ政党と政党制の歴史を辿れば、ほぼアメリカ政治史に重なる。こんな国は、多分世界でもアメリカだけだろう。事実上の2段階選挙の第1段階は、完全に政党が戦場となる。2党制が確立して以後、当時の二大政党以外からホワイトハウス入りした人物は、1人しかいない。
5 10/25 大統領候補者指名過程の変遷 最初期から1960年代までの政党内の大統領候補者指名過程の変遷を概観する。
6 11/01 現行指名過程の出現 予備選挙中心の現在の指名過程の出現とその意味を考える。
7 11/15 トランプ政権の歴史的意義と共和党 2016年選挙は、異常な選挙ではあったが、不正であったとまでは言えない。トランプ氏の当選には、幾ばくかの偶然も作用したとはいえ、必然性もあった。共和党の指名過程を中心に見ていく。
8 11/29 正気に戻ったアメリカ? バイデン政権を評価するには時期尚早だろう。しかし、トランプ政権との断絶ばかりに目を奪われると、全体像を見誤る。現時点でのアメリカ政治の展望を試みたい。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆世界情勢の変化によって、講座内容が変更になることがあります。

講師紹介

今村 浩
早稲田大学教授
三重県生まれ。当初は政党理論の研究から出発し、アメリカ政党を題材に選び研究を進めるうちに、政党一般というより、アメリカ政治における政党へと研究の焦点が移っています。分担執筆『オバマ後のアメリカ政治』、『アメリカの選挙デモクラシーとトランプ大統領』いずれも東信堂。
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