ジャンル 現代社会と科学
オンライン
旧ソ連諸国とロシア 「勢力圏」から考える
小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター特任助教)

曜日 | 火曜日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
日程 |
全4回
・01月19日 ~
02月16日 (日程詳細) 01/19, 01/26, 02/09, 02/16 |
コード | 740710 |
定員 | 90名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
講義概要
1991年のソ連崩壊後も、ロシアや旧ソ連諸国は未だに「わかりにくい」とされています。特に2020年にはロシアの憲法改正でプーチン大統領の終身化に道が開かれ、ベラルーシでの反政府運動、ナゴルノ・カラバフを巡るアルメニアとアゼルバイジャンの戦争、キルギスでの政変など大きな動きがありました。本講義ではこうした最新情勢を中心に、旧ソ連で起きていることをロシアの「勢力圏」概念をキーワードとしながら読み解いていきます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/19 | 交差する「勢力圏」 ナゴルノ・カラバフ紛争を例に | 2020年秋に勃発したアルメニアとアゼルバイジャンの戦争と、この中で見られたロシアとトルコの角逐について学びます。 |
2 | 01/26 | 「欧州最後の独裁国家」 ベラルーシで何が起きているか | 「欧州最後の独裁国家」と呼ばれるベラルーシでは反体制運動とこれを抑圧するルカシェンコ政権の鬩ぎ合いが続いています。何が起きているのか、ロシアはどう出るのか、ベラルーシの今後はどうなるのかなどについて考えていきます。 |
3 | 02/09 | 変貌する中央アジア | 中央アジアでは独裁政権の権力交代や政変が相次ぎ、中国の進出も活発化しています。大きく変わる中央アジアの姿とロシアとの関係について学びます。 |
4 | 02/16 | ロシアと「勢力圏」の今後 | 広義の締め括りとして、「勢力圏」の盟主を自認するロシア自身の先行きと、それがユーラシアの国際秩序に及ぼす今後の影響について展望します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、3月2日(火)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
講師紹介
- 小泉 悠
- 東京大学先端科学技術研究センター特任助教
- 1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了(政治学修士)。専門はロシアの軍事・安全保障政策、宇宙政策など。主著に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、2019年)、『軍事大国ロシア』(作品社、2016年)、『プーチンの国家戦略』(東京堂出版、2016年)等。